伝説の悪魔
[デンセツノアクマ]
世界を崩壊に導くといわれている存在。突如、世界に現われ、強大な力を持ち世界を破壊していく。
語り継がれる話としては残されているが、明確な記録としてその存在を確認できる物は少ない。
滅ぼす力
その存在は神話の時代の終わりと共に語られている。神話の時代の終わりが告げられたと同時に世界を崩壊させるために現れたとされているのが最初である。その強大な力は圧倒的で世界の大半を滅ぼすと、忽然と姿を消したという。
後の歴史でも突如現れ世界を破壊していくが、現れた時と同様に突然姿を消したり、英雄と呼ばれた者たちによって倒されるなどしている。
その数は数百、数千とも、数億とも言われることがあるが、後の歴史の中で実際に語られている数は10に満たない数である。
やがては世界全てを滅ぼすといわれている存在でもある。
語られる存在
神と同様に古くから語られる存在であるために、多くの者がその存在を信じている。しかし、明確な記録として残されている物は少ない。最も語られている存在として有名なのは、魔風である。魔風は晦冥期に現れ大陸をひとつ消滅させたと言われる。その後、人と魔の者の選ばれた英雄によって倒され、その力を23体の魔の者に封印された。大陸戦争の時に23体の魔の者が復活し、大陸戦争に多大な影響を与えている。一説では大陸戦争自体が魔風を復活させるために行われたという者もいたが、大陸戦争の折に魔風の復活を確認した者はいなかったとされている。
その他にも、古代王国の時代に現れ古代王国を一夜の間だけ消滅させたという魔闇、ロジ・ギンによって暗灰魔洞で発見され封印された魔光、レムイトに呼び起こされ滅ぼされた魔炎、そのレムイトが生まれ変わったといわれる魔氷などの話が語られている。
もうひとつの創世
現れた時期や圧倒的な力から神との関連があるのではないかと考えられている。時という力を得た神の姿、時を滅ぼすために別の世界から現れた神といわれることもある。
そう考える者の中には神と同様に伝説の悪魔を崇拝する者もいる。崇拝者の多くは伝説の悪魔が新しい創生を生む存在だと信じているため、伝説の悪魔を呼び起こすことを望んでいる。
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