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魔闇

[マヤミ]

伝説の悪魔と言われる悪魔の一人。語られている存在でありながら、その存在はひどく曖昧で、比喩的表現のひとつに過ぎないとも言われている。

消し去られた一日

その存在は古代王国に存在したという空白の一日として語られている。古代王国の中期から末期頃にその日はあったとされる。最初にそれに気がついたのは、天文学者のひとり、ヤシナリ・アマであったと言われている。ヤシナリは第一恒星ス・ネ・イエ第二恒星ユーニリリレイオを日々観測していたが、その日、不思議な変化をしていることに気がついた。最初は間違いだと考えていたヤシナリであったが、その後も観測を続けていく中でその異変がより明確になってきた。異変を感じた日の前の日の記録が一日分無かったのである。ヤシナリは記録を付け忘れたのかと思い、他の天文学者数名に確認したところ、同様の異変を感じていた魔法士ドサ・ワ・リウと知り合うことになる。
二人は様々な調査をした結果、ひとつの結論にたどり着く。それは、何かによって古代王国の一日が消滅させられていたというものであった。そして、その何かを二人は魔闇と呼ばれる伝説の悪魔の一人であるとした。

消滅させる力

ヤシナリとドサが定義した魔闇とは、文字通りの闇の姿をしている。暗闇にしか見えない姿で覆った部分の時間を消滅させるという物である。時間に関わることから、神の異形の姿、又は神と同等の力を持った存在であるかもしれないとしている。
時間の概念が希薄な神話の時代が終わった直後には頻繁に現れ、時間を奪い去っていたとも考えられている。

曖昧な存在

古代王国の時代の空白の一日以後、同様の日が存在したことは確認されていない。そのため、その存在は酷く曖昧である。魔闇の存在を信じる者は古代王国の時代の時のように大掛かりに時間を奪うことはなくなっているだけで、わずかな時間を少しずつ奪っていると語っている。しかし、それを明確に示す根拠は存在しないため、伝説の悪魔の中でも最も存在が疑われている。ただし、言葉としては最も使われている存在であり、何もしないで1日を過ごしてしまったことを魔闇に時間を盗まれたというふうに言うこともある。

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