魔氷

[マコオリ]

伝説の悪魔と言われる悪魔の一人。究極の魔像と呼ばれたレムイトの生まれ変わった姿とも言われている。

留める力

氷の力により、その全てを凍らせ、留める力を持つ。同じく、伝説の悪魔である、魔炎と対とされる事が多い。魔炎が完全なる破壊を司ると言われる事に対して、その物を、あるがままの姿のまま、永遠に留める力を持っていたとされる。

存在

その存在は他の伝説の悪魔同様、神話の時代の終わりと共に語られている。ただし、実際にその姿が、確認されたのは、統一暦２５０２年だけである。究極の魔像と呼ばれたレムイトの姿をしていたため、レムイトの生まれ変わった姿とも言われている。
このレムイトの関わりから、古代王国時代にも現れていたとする者もいるが、その存在を証明するものは一切無い。そのため、統一暦２５０２年以前の話は、全て、それ以後に推測されたものである。
統一暦２５０２年、その出現を予想していたヒアク・ウィアにより消滅させられてしまう。

生まれ変わり

その姿からレムイトの生まれ変わった姿とされるのが一般的であるが、その理由に関しては様々な推測がされている。
レムイトの核であった深緑の翠石が力を失い魔氷が入り込んだ、魔氷自体がレムイトの体に乗り移った、そもそも、レムイトが作られた本当の理由は古代王国の時代に現れた魔氷を封じるための物で、封じられていた魔氷が蘇ったためなどがある。
ヒアクがその出現を予想していたこと、ヒアクとレムイトの関わりあいなどから、ヒアクがその全ての事情を知っていたと考えられているが、この件に関して、ヒアクは何も語っていない。その事が様々な推測を生み、逆に、レムイトの生まれ変わりであった事を証明するものだとされている。
ただし、ヒアクは基本的に全ての事柄に対して多くを語ろうとはしなかったため、この件について黙っていた訳ではない。そのため、このことが生まれ変わりの証明とする事には疑問を持つ者もいる。

関連年表

統一暦２５０２年：魔氷、現れる。