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嘘を持つ者

[ウソヲモツモノ]

大陸戦争の時に現れた23体の魔の者のひとり。魔風と呼ばれている伝説の悪魔の体の一部舌を自身の舌と交換している。
魔風の体に眠る邪悪な気配を嫌がっており、言葉を発することでそれが自身の体から漏れ出すような気がしていたために言葉を話すことを嫌っていた。そのために心話の力を使いこなしていたとされる。
自身の力を嫌いひたすらに身を隠していたが、ひょんなことをきっかけに戦いに巻き込まれてしまう。嘘により命を救われるが、別の嘘により命を奪われたとされる。

能力

人の嘘を見抜くことが出来る。本人はこの能力を嫌っており、この能力を持ってしまった自分を嘆いていた。しかし、本人の意思とは別にその力を抑えることが出来なかったために人と関わることを嫌がっていた。

晦冥期

心優しき青年で穢れた言葉を嫌っていた。魔風の力を封じ込めるために率先して封印先となるべく立候補した人物。自分が犠牲になり世界を救えることを喜んでいた。そのため、フィルノース氷の城への封印でも歯向かう事はなかった。

大陸戦争

自身の中に眠る魔風の力を恐れているのと同時に嫌っており、封印が解かれた後はひっそりと生活していた。戦乱を避けるように各地を転々としていた。旅の途中で平気で嘘をつくワシモ・ラモモイ・ラモの親子に会った。このラモ親子は詐欺師紛いのことをして日銭を稼いでいた。その行動に興味を覚え行動を共にすることになる。その道中で立ち寄った町ビアリーンが、スギアーズ侵攻に向かう途中のアクレ・ウィンドウの手下により滅ぼされそうになっているところに遭遇してしまう。
結果、戦いに巻き込まれてしまったが、その力によりたった一人で町を救ってしまう。しかし、その強大すぎる力を目の当たりにした町人はその力を恐れ嘘を持つ者を幽閉する。
仕方ないと思いつつも釈然としない思いを抱いていた嘘を持つ者を救ったのはラモ親子の子供であるモイがついた嘘だった。町を襲う者たちが再び現れたという嘘で町を混乱させその隙に逃がしたのだった。助けられた嘘を持つ者は例え嘘でも使い方によっては人を救えるという事実にひどく心を打たれる。そして、真実しか聞くことができない自らの力をより忌み嫌うようになり、自らの舌を切り落とす。それによって魔力の大半を失ってしまう。逃げるように町から離れようとした嘘を持つ者の前に現れたのはラモ親子の親であるワシモだった。ワシモは町で詐欺を働いているところを見つかっていて、捕まっていた。加えて息子であるモイも人質に取られていた。その罪を帳消しにする代わりに嘘をつく者を殺すように言われてきた。ワシモは嘘をつき嘘を持つ者を崖に追い込むと後ろから突き落とす。力を失っていた嘘を持つ者はそのまま命を落としたとされている。しかし、落ちたところが断崖であったためにその姿を確認したものはいない。
嘘を持つ者がワシモの嘘を見抜いていた上で死を受け入れたかどうかは大きな謎として議論されている話題でもある。


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