ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

氷の城

[コオリノシロ]

フィルノースにあった古代王国の遺跡と呼ばれる城。23体の魔の者が封じ込められていた。
古代王国の時代に魔の者を封じ込めるために作られた。
大陸戦争の時、魔の者が封印から解かれるとその役割を終え崩壊している。

魔力を抑える土地

氷の城が建てられた場所は古代王国が建国される以前から魔力を抑える土地として地元では有名であった。しかし、極寒の地であったため人が好んで住む場所ではなかったので世界的にはそれほど有名な場所ではなかったといわれている。
この場所が魔力を抑えている理由はそこの地面にいくつかの巨大な集魔石があったためであった。古代王国が建国される中、古代王国の一部の者達にそのことが伝わっていた。このとき、23体の魔の者に対しての警戒心が日に日に高まっており、その対処に迫られた結果、その土地の特性を活かして魔の者を封じ込めることが検討されることになる。

魔の者の封印

23体の魔の者をその地におびき寄せることは想像していた以上に容易に行われた。これは魔の者の中に封印されてもしかたがないと考えていたものや封印されるべきだと考えていた者がいて、誰に何も言われることなく、その企みに加担したことが理由だと考えられている。
巨大な魔力を持っていた魔の者の力を完全に封じ込めることは出来なかったが前述の通り内部に密かな協力者がいたことで封印は単発的な抵抗はあったものの概ね順調に行われた。封印した魔の者が復活しないようにそこに氷の城が作られ、幾重にも厳重な封印が施された。

古代王国の崩壊と魔の者の復活

古代王国が健在であった頃、氷の城は厳重に警戒されており、一定の期間ごとに地下に眠る集魔石を利用して封印されている魔の者に魔力がいきわたらないように儀式が行われていた。古代王国が滅びるとそういった儀式が行われなくなっていく。後にフィルノースが建国されると古代王国の末裔と称するミーヒーリがそれらの儀式を復活させ、魔の者の封印を再び強固なものにしようとしていた。
しかし、結果的に魔の者の封印が解かれていることから、ミーヒーリが正しく儀式を行えなかったためであるという意見と、ミーヒーリは魔の者を復活させようとしていたとする意見もあった。
いずれにしろ、大陸戦争の折、魔の者は復活することになる。その役割を終えた氷の城は崩壊することになる。

構造

城とはいっても魔の者を封じ込めるためのものであったので、いわゆる王が住む城とは全く異なるものである。むしろ、神殿といった方が適切であるともいわれている。
建物の中心に魔の者が封じ込められている封印の間があり、そこを中心として円状に幾重もの柱が立てられている。その柱のひとつひとつに別の封印が施されている。この柱全体でも巨大な封印となるように設計されている。
ただし、後に幾重にも封印が施された関係で美観という面では他の遺跡とは一線を画す。古代王国の遺跡の中でも実用性を考慮する設計になっている。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved