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ビアリーン

[ビアリーン]

グーダリアススジシを結ぶ街道に位置した町。 大陸戦争時のスギアーズ侵攻に絡む事件により町は一時危険な状態になるが、それを乗りきると以後は大陸戦争に関わることはなかった。 統一暦1200年頃、街道の整備に伴う近隣の町を含めて統合が行われ、その名は消滅する。

成立

統一暦900年頃、グーダリアスとスジシを結ぶ街道の要所として生まれた町。
グーダリアスとスジシが有効な関係を築いていたためにこの街道は人の往来が活発であった。そのために小さな町でありながら人の往来が多く、宿屋や酒場などが立ち並んだ町であった。

町の危機

大陸戦争時、スギアーズ侵攻に向かう途中のアクレ・ウィンドウの手下により町は危険な状態になる。
事の発端はアクレの手下を泊めた宿屋の主人の欲であった。
アクレの手下達は総勢20名あまりでその宿屋に泊まっていた。一目見ただけで傭兵と分かるいでたちであった。この時代のことを考えればそれほど珍しいことではなかったので当初主人も特に何も思っていなかった。しかし、彼らがアクレの手下であり、ウドイ側の加勢に行こうとしていることを偶然耳にした主人はあることを思いつく。
彼らの情報をスジシ側に流せば、スジシと関わりになれて今後の商売に役立つかもしれない、更に恩賞をもらえるのではないかと考えたのだった。
しかし、その考えは彼らを引き止めて時間を稼ごうとした宿屋の従業員の不手際によって露見してしまう。アクレの手下達はこれ以上自分達の情報が漏れないようにと強硬な手段に出ようとする。
それを救ったのは偶然ビアリーンを訪れていた嘘を持つ者だった。
嘘を持つ者はアクレの手下達が町中に火をつけようとを自身の能力で知るとそれをことごとく妨害する。嘘を持つ者はこれ以上何もしなければ見逃そうとしていたが、アクレの手下達はそうは考えなかった。嘘を持つ者を排除しようと全員で立ち向かったのだ。しかし、嘘を持つ者の強力な力の前に瞬く間に全滅させられてしまう。これで町は救われたが、嘘を持つ者の力の大きさに恐怖し、嘘を持つ者を幽閉する。
町で対処が話し合われている最中嘘を持つ者が脱走する事件が発生。嘘を持つ者の復讐を恐れた町人は嘘を持つ者と行動を共にしていたワシモ・ラモを使って殺害を企てる。
結果、ワシモは嘘を持つ者を殺害することに成功し、町人はそのまま安堵するのであった。しかし、町を救ってくれた嘘を持つ者が、本当に町に害をもたらす存在になったかどうかは不明であったために町人の間では暗い影を落とす事件となった。

その後

事件の後、ワシモとその息子モイ・ラモが町を去ると町人達はこの事件に対して何も口を開くことがなく、時間と共に何事も無かったような毎日を取り戻す。
以後、大陸戦争には関わることはなかった。
統一暦1200年頃、時代にそぐわなくなったと街道が見直されることが検討されるとそれに合わせて街道の町も整理されることになる。その結果近隣の町を含めて統合が行われうことになる。そこに住んでいた住民の多くはそのままその場所にいたが宿屋や酒場という商売は場所を変えることになり、その流れでビアリーンという名は消滅することになる。


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