召喚魔法

[ショウカンマホウ]

５つに分類された魔法のひとつ。幻獣や魔物、精霊を召喚し、その力を実現する魔法。
神魔法を簡略化した魔法といわれ、神話の時代の終わりから急速に広まっている。発展した魔法として降臨魔法がある。

簡略化した魔法

原形は神魔法だといわれている。神との意思疎通のための交信を簡略化し、その対象を幻獣や魔物、精霊に置き換えたものが召喚魔法になったと言われている。
そのため、存在自体は神話の時代からあったと考えられている。時が生まれ、神と世界を分けられると神魔法を使うためには大量の魔力が必要になるに従い、召喚魔法が神魔法よりも使われるようになり、急速に広まっていく

契約

召喚魔法が広まるにつれ、より簡単に召喚を行うための方法が模索され始める。そして、考え出されたのが契約である。召喚する相手に対して、魔力を介した契約を行い、それにしたがっている限り、魔法使用者の命令を絶対的な物とするというものである。この契約は竜使いなどの幻獣や魔物、精霊を使役する者なども使われていて、それらも召喚魔法の一端から派生したものだと考えられている。

高度な魔法

召喚魔法の難しさは召喚する相手によって異なる。火や水などに宿る精霊、ファ・ファーンやメテ・メなどは、その存在があれば簡単に召喚することができる。簡単すぎるが故に魔法ですらないのではといわれることもある。
逆に高度なものとされるのが幻獣の類で、魔法生物である贋龍、世界を揺らすと言う大地の巨人、第一恒星ス・ネ・イエから来たと言われる深紅の獅子、海を支配していたと言われる三つ首の海蛇などがあげられている。

発展した魔法

この召喚魔法を発展させた魔法がネイス・カーンによって生み出された降臨魔法である。しかし、降臨魔法は使った者の精神や肉体に多大な負担を強いるために使いこなせる者は少なかった。

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