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降臨魔法

[コウリンマホウ]

魔法の一種で召喚魔法を発展させたもの。召喚魔法が魔力を媒介として幻獣魔物精霊などを具現化しその力を使わせるのに対して、降臨魔法では具現化した力を体内に封じ込めることで魔法士自身がその力を自由に使うことが出来る。ネイス・カーンによって生み出されたが、魔法士の精神や肉体に多大な負担を強いるために使いこなせるものは少なかった。

降臨魔法の誕生

召喚魔法は非常に強力な魔法であったが、召喚するのに時間がある程度かかることや召喚後に召喚した対象を完全に支配しなければならないとういう問題があった。そのために使用するタイミングが難しいものであった。特に戦乱においては必ずしも有効な魔法とはなりえなかった。これを解決するための方法は古くから研究されていた。魔法士自身に召喚するという方法が最も研究されていたが、召喚というプロセスを介さなければならなかったために時間を短縮することはできなく、また、力を使うためにはやはりその力を完全に制御しなければならなく、有効性はあると見られてはいたが、実用化というレベルには達していなかった。
これを解決したのがネイスである。
ネイスは最初、使用するときに召喚をするのではなく、使用する前に事前に召喚することを思いつく。この方法であれば、実際に使用するときに召喚を行う必要がないために短時間を実現することができた。しかし、召喚状態を維持し続けなければいけないために多大な魔力を消費するという別の問題がすぐに発生した。
この新しい問題に対してネイスが行ったのは、召喚した対象を体内に封印し、必要なときだけその封印を解くという方法だった。この方法であれば、普段は最低限度の魔力により封印を維持し、力を使うときにはその封印を解き力を制御することで魔法使用者自身がその力を自在に使うことが可能となる。

降臨魔法の欠点

召喚魔法以上の効果が期待された降臨魔法であったが致命的な欠点があり結局一般的な魔法士が使えるという代物にはなり得なかった。
欠点のひとつは体内の封印である。自分以外の存在を体内に封じ込めることによってその影響を受けてしまうことがあった。封じ込めた存在が本人が完全に制御できるレベルであればさほど問題はないが、それ以上の力を持つ存在を体内に封じ込めると精神を乗っ取られてしまうなどの問題があった。
もうひとつが封印を解く際の魔力の暴走であった。普段魔力を封じ込めているために徐々にその魔力が溜まってしまう。ある一定以上の魔力が溜まった状態で、急に封印を解くと蓄積された魔力が暴走してしまう。

主な使用者

最も有名な使用者はアクレ・ウィンドウである。アクレは3体の精霊を使用していた。いずれも高位の精霊であったために常にその支配と戦っていたと言われている。その支配によりその力が暴走したときには自らを殺すようにと言っていた。記録に残されているだけで2度、その危険があったが、結果的に支配されることはなかった。アクレは歳を取らず若さを維持していたといわれており、それは降臨魔法の影響であるとされている。
その他にゼビム・クルーなどが有名である。


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