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破を持つ者

[ハヲモツモノ]

大陸戦争の時に現れた23体の魔の者のひとり。
伝説の悪魔である魔風の左足を持っている。
実体を持たない存在であり、魔力が魂を持った存在と言われることもあった。体は主に死体をつぎはぎしそれを魔力で操っている。
戒を持つ者は双子の弟にあたる。すべてを奪った存在として弟を憎みすべてを取り返すためにその命を狙っていた。しかし、逆に弟に取り込まれ二神の魔人と呼ばれる存在になってしまう。

能力

実体を持たない存在であるため、魂が宿っていないものを自身の魔力で自らの肉体の代わりに使用することができる。また、自身の肉体でないために肉体代わりの物に対するダメージを受けることもなかった。

肉体への憧れ

魔力のみの存在とも言われている破を持つ者は自身の存在ゆえに実体として存在する肉体に対して激しい憧れを抱いていた。その結果行っていたのが死体あさりであった。自身の気にいった肉体をつぎはぎし魔力によってそれを操っていた。魔風の封印先に選ばれた時にもその生命力に満ち溢れた肉体を手に入れられることをとても喜んでいたといわれる。貴重な肉体が手に入るということで戦乱地域に良く出没し戦いが終わった後の戦場を徘徊している姿を目撃されることが多く。死者を冒涜する者として忌み嫌われていた。ただし、本人は戦乱自体は嫌っていたふしがある。肉体には魂が宿っていなければ本来の美しさを保つことができないというのを実感として分かっていて、その魂を奪うような戦いを嫌悪していたのだった。

弟への憎しみ

戒を持つ者は双子の弟にあたる。元々二人はひとつの命として生まれるはずであったが巨大すぎる存在、二神の魔人になると予言をされたことによってその命を二つに分けられることになる。それによってほぼ同じ存在の双子が生まれるはずであったが生まれる直前それは再び融合してひとつの存在になろうとしてしまった。それはすんでのところで阻止されることになるがその代償は大きかった。それは二人の母親に当たる者の死と魔力以外の物をすべて奪われた破を持つ者の存在であった。
物心がつき自身の存在に疑問を持ち始めた破を持つ者がそのことを知ったとき、憎しみが生まれた。
氷の城への封印の際には自身が封印されることよりも、戒を持つ者が封印されるということを優先し封印に力を貸したりもしていた。
大陸戦争の時にも戒を持つ者の命を狙い、その力を取り戻そうと画策していた。憎しみを抑え戒を持つ者が国を作ろうとすることに協力するふりをしてその機会をうかがっていた。しかし、ようやく訪れた機会で命も力も奪い取ることが出来ず、逆にその力ごと戒を持つ者に取り込まれてしまう。融合した二人は二神の魔人と呼ばれる存在になってしまう。


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