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ポストマーズ

[ポストマーズ]

マギク大陸の中央に位置する統一暦310年頃に成立した君主制の王国。
三古国のひとつであり商業、軍事、政治などあらゆることに関して多大な影響を持つ国である。
古くから北の雄と呼ばれてその力を恐れられている。
ポストマーズはソマーズロマーズトマーズの 三つの国により構成されている。この三国の関係は常に悪く、絶えず内乱状態が続いている。
特に大陸戦争の前後にはその争いは激しさを増し、それがきっかけとなり世界に対する敵性国家として、国の存続すら危うくなった。
大陸戦争以後、内乱をやめるために三国は条約を結び、内乱は収束したように思われたが、その後も単発的にではあるが内乱は続いている。

成立

統一暦310年頃、エスト・スファイアによって建国される。
成立直後のポストマーズは領地が狭く現在のロマーズの北部一部分にしかすぎなかった。
元々マギク大陸は北方に位置しているためにほとんど人が住んでいない未開の地であった。
そのため初期の頃は国というよりも集落と言う感じであった。
ただし、成立当時から王制を確立しており、当初からこの国をやがては大きな国にしようとしていたことが伺われる。
その後、30年足らずで現在の領土とほぼ同じにまで広がっていた。
その頃、歳老いて病がちになったエストは三人の王子に国を任せることにした。
統一暦341年、エストはまず北西のソマーズ、北東のロマーズ、南部のトマーズと分けて長男のソリューアント・スファイアにソマーズ、次男のロアド・スファイアにロマーズ、三男のトリアルト・スファイアにトマーズをそれぞれ統治させた。
三人の王子はそれぞれの特性と土地の特色を活かして国を作り上げていった。
北西のソマーズは西の蛮族に対する守りを任されるようになり、強力な騎士団を作り上げた。
北東のロマーズは古代王国の遺跡を発掘し、知識と魔法文化を発展させていった。そして、南のトマーズは海洋貿易を中心に財を蓄えていった。
この三国がそれぞれの不足を補うことでポストマーズは一層発展していった。

内乱と大陸戦争

統一暦353年、エストの死によってこの三国の関係は一変する。
エスト死後、長男であるソマーズ王ソリューアントはポストマーズの王となった。
そして、分かれていた三国をひとつにまとめようとした。
これに反発したのが次男であるロマーズ王ロアドだった。
ソリューアントは武力による事態の収拾を図ったが、ロアドは徹底して抗戦した。
これに対してトマーズ王トリアルトは事態の静観を決め込んだ。
しかし、水面下では事態の収拾を図っていたが思う様にはいかなかった。
ソマーズとロマーズの戦いは一進一退を繰り広げけりがつくことはなかった。
ソマーズ、ロマーズはそれぞれトマーズの応援を求めたがこれに応じることはなかった。
逆に相手方につくことを恐れた両国はトマーズに攻め入る。
ここにきてトリアルトも自国を守るために武力の行使を決定する。
こうして、ポストマーズの内乱がはじまることになる。
この三国の争いはそれぞれで一進一退の攻防を繰り広げていき王殺しの事件まで決定的な勝ち負けをつけるには至らなかった。
統一暦955年アクレ・ウィンドウによる王殺しの事件が起きると三国のバランスは一気に崩れることになる。
この期を逃さなかったのがトマーズであった。
トマーズ王シエフ・スファイアは王を殺され混乱にあったロマーズを手中に収めると、その勢いのまま、ソマーズを攻め取った。
これにより統一暦968年シエフによるポストマーズ統一が成し遂げられた。
この争いが世界に与えた影響は大きく、この戦いの後、世界の各地で争いが勃発することになる。
「すべての混乱の現況はポストマーズの内乱にある。」
アストインバーグの皇帝アカネ・ヤヨイのこの発言により、ポストマーズは全世界に対する敵性国家となる。
970年の同盟(俗称:アカネ同盟)以降ソマーズの西に位置するバーズイタの侵攻は激しさを増し、また、北央海からの同盟軍の攻撃にさらされることになる。
これらの侵攻により統一暦971年ポストマーズは存亡の危機に陥る。
これに立ち向かったのがアクレである。
アクレは各地を転戦して、勝利を収めていく、特に同盟軍に対しての圧倒的な勝利は、同盟軍内の不協和音を生み出すことになる。
時を同じくしてアストインバーグによる各地への侵攻がはじまり、同盟軍は撤退を余儀なくされる。
こうして大陸戦争そのものは激しさを増していくがポストマーズに余力はなく、その戦いのさなかひたすらに復興を目指していくことになる。
しかし、結果としてポストマーズが亡国の運命を逃れたのはその後の大陸戦争に関わることができなかったおかげでもある。
大陸戦争終結後、ポストマーズは元の三国からなる形に戻ったが今後の内乱をなくすために条約(エスト条約)を結んだ。
この条約により、内乱は収束したように思われたが、その後も単発的にではあるが内乱は続いている。

エスト条約

大陸戦争終結後に三国で結ばれた条約。
・三国は互いに侵攻しないこと。
・三国の王が2年毎に交代でポストマーズ王として国を治めること。
の2点が基本となっている。
この条約により内乱は収束したように思われたがこのポストマーズ王を巡っての争いが単発的ではあるが起きている。
なお、エスト条約のエストは初代王の名前からきており、ポストマーズ王として即位している間は名前にエストをいれることが決められている。
これは初代王の功績をたたえるためであると同時にポストマーズ王の権限が絶対であることを表している。

関連年表

統一暦310年頃:エスト・スファイアがポストマーズ建国。
統一暦340年頃:ポストマーズ、現在の領土とほぼ同じにまで広がる。
統一暦341年:エスト・スファイアがポストマーズをソマーズ、ロマーズ、トマーズに分割し、それぞれをソリューアント・スファイア、ロアド・スファイア、トリアルト・スファイアに統治させる。
統一暦353年:エスト・スファイア死去。
統一暦955年:アクレ・ウィンドウによる王殺しの事件。
統一暦968年:トマーズ王シエフ・スファイアによりポストマーズ統一。
統一暦971年:970年の同盟(俗称:アカネ同盟)によりポストマーズは存亡の危機に陥る。


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