ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

トリアルト・スファイア

[トリアルト・スファイア]

統一暦312〜380年
ポストマーズ建国王エスト・スファイアの三男で、トマーズの初代国王。

生い立ち

ポストマーズ建国王エストの三男として生を受ける。トリアルトが生まれた時にはポストマーズが建国されていた時期で、二人の兄ソリューアント・スファイアロアド・スファイアに比べると遥かに恵まれた環境で生まれている。
そのためか、大した苦労を知らず、甘やかされて育ったという印象を持たれる事が多かったようである。実際にそういう部分もあったようだが、10代後半になると、それを演じていたような気もすると後にトリアルト本人が語っている。
トリアルトのこうした周囲の求めに応じて、自分の姿を変えられる姿は、後に現れる野心を隠すためだったと言われる事もある。

トマーズ王として

統一暦341年、エストにより、ポストマーズが三国に分けられるとトマーズの国王となる。トマーズの役割は、ポストマーズの財を担う事で、それにより、ロマーズソマーズを支える事であった。そのために、トリアルトは北央海を介して行われる海洋貿易を盛んにし、経済的に発展させていく。
ある説では、エストはトリアルトを評価すると共に恐れていたともされる。常に長男である責務を果たそうとするソリューアント、そのソリューアントを支えるロアドに対して、どこか冷静に自体を見据えていた姿が、何か秘めた野心があったのではないかと感じさせたという。そのため、トマーズが必要以上に軍に力を入れる事を決して許さなかったとされる。

エストの死後

統一暦353年、エストが死去すると後継者としてソリューアントが名乗りを上げる。ロアド、トリアルトもその事が当然だと受け止めていたが、ソリューアントが三国をひとつにして、自身のソマーズを中心とする国を作ろうとした事にロアドが反発する。
こうして、ソマーズとロマーズの間で戦端が開かれる事になる。これに対して、トリアルトは両者のどちらにも正義がないと考える。どちらにも正義が無いならば、自分がそれに成り代わっても問題が無いとも考えるようになる。
しかし、決して十分な軍備を持っていなかったトマーズは単独で両国を相手にする事は出来なかった。様子見をしながら時間を稼ぎ軍備を整える必要があったが、混乱した情勢では、それは許されなかった。結局、満足がいかない軍備のまま、この内乱に参戦した事で更に混乱する要因となってしまった。
トリアルトは後に考えや野心は十分だったが、能力が無かったと語っている。しかし、混乱を招いたとは言え、自分の考えで世の中を動かせた事に関しては満足していたようである。

関連年表

統一暦312年:トリアルト・スファイア、生誕。
統一暦341年:トリアルト・スファイア、トマーズの国王になる。
統一暦353年:エスト・スファイア、死去。
統一暦380年:トリアルト・スファイア、死去。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved