ヘッサの変

[ヘッサノヘン]

統一暦７４８から７５１年にかけてアデテワで起こった戦い。この戦いの結果、アデテワが滅ぼされジュエニクが建国される事になる。

戦いの経緯

統一暦６３６年にサシア海でクガード宮殿が発見されて以後、アデテワは対岸の国ラニアーフとサシア海を巡って争いを繰り広げていた。この争いは統一暦７４０年頃には収まったとされるが、またいつ争いが起こるかという不安は残されていた。
その頃、バーズイタでの戦いに敗れてアデテワに逃げてきたヘッサ・リヤはその広大な海に圧倒される。そして、バーズイタには無かった水軍を編成して再起を図ろうと考える。ヘッサはこのままでは、またいつ争いになるのかという不安を煽り、サシア海を中心とした国を作る事を提案する。
ヘッサはこの軍の組織に多大な時間を割いたという。小国であったアデテワであれば、ある程度の兵があれば打倒できると考えていたが、それにより、他国、特にラニアーフへ隙を見せる事がないように注意したという。
同時にアデテワ内部の切り崩しも行われたという。ある者には自分の力を誇示し、ある者には金銭で揺さぶったという。そして、圧倒的な兵力を有したヘッサはアデテワを手中に収める事を宣言する。その宣言の後の緒戦を圧倒的な力で勝つと、一気にアデテワ内部は崩壊し、ヘッサはアデテワを乗っ取る事に成功する。アデテワを乗っ取ったヘッサはそのまま、アデテワを滅ぼすとジュエニクを建国することになる。

戦いの意味

アデテワが滅びた事をきっかけに、ラニアーフは再びサシア海への進出を図る事になる。しかし、これを待ち構えていたジュエニクは逆にラニアーフを滅ぼすとその支配を拡大する事になる。ヘッサはここまでを考えてジュエニクを建国したとされる。
この勢いのまま、ヘッサはバーズイタへの進出を考えていたが、それは上手くいくことはなかった。

関連年表

統一暦７５０年頃：ヘッサの変。