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フェルト・アゼム

[フェルト・アゼム]

統一暦919年〜975年
ポストマーズソマーズ幻獣将軍翼龍の称号を持つ。
大陸戦争の発端と言われた内乱、王殺しの事件に関わった人物としても知られている。

生い立ち

ソマーズの一兵卒の子供として生まれる。
幼い頃から兵士であった父親の姿を見て自分もいつかそのようになることを夢見る。
体の大きかったフェルトは18歳の時に兵士として認められ、重部隊の配属となる。
バーズイタとの戦いに幾度か参戦し、実績を重ねていく。
統一暦942年、23歳の時にバーズイタとの戦いにおいて自身の中隊が孤立しかねない状況に陥る。この状況において、命令だからと前進を続けようとする上官に危機感を抱いたフェルトは自身の判断で斥候部隊を呼び寄せると状況を確認し、他の部隊との連携を深める。結果的にこれが幸いし、この戦いにおいて不利な状況であったにも関わらず、被害をある程度のところでとどめることが出来た。
この結果を面白く思わなかった上官は命令違反を犯したとフェルトを査問会議にかける。これに対してフェルトは決して言い訳をせず沈黙を守った。フェルトの代わりに代弁をしたのが、その時に駆けつけた斥候部隊にいて、後に同じく幻獣将軍となったヒニ・クウだった。ヒニは状況を的確に判断できなかったフェルトの上官とそもそもこの作戦を立案した、当時の幻獣将軍で双頭鷲の称号を持つセンフ・ガタドが無能であったために起こった結果であり、フェルトが責任を問われることはないと主張した。
その場にいたセンフは苦々しく思いながらも、その主張が筋が通っていると認めざるを得なかった。同時にセンフは、フェルトとヒニの能力を買い、自身の副官とする。
副官となった二人はすぐにその能力を発揮することになり、統一暦949年幻獣将軍として認められることになる。

幻獣将軍として

沈黙の将軍と言われるほど、作戦においては必要最小限の言葉しか発しない。日常生活では普通にしゃべるのでその差に戸惑う者も多かった。これは後に幻獣将軍は軍事的な作戦の成功だけを目的とするべきで、その作戦が必要か不必要といった判断を本人がしたくなかったためだと言われている。
これは当時のソマーズの国王ベシア・スファイアが名君とは言えず、思いつきで行動させられることに対しての不満の現われであったと見る向きもある。同じく幻獣将軍になったヒニなどははっきりと見下すような発言をしていたが、フェルトは何も語っていない。
ベシアはフェルトは便利に使える将軍だと思っていたらしく、他の将軍が難色を示すとすぐにフェルトに頼った。決して反論しないフェルトはベシアの要求に応えるために軍を動かすが、それはベシアを満足させつつ自軍の兵士を無駄にしないためであったとも言われている。
統一暦954年、後に王殺しの事件の発端と言われる領土争いも他の将軍が不満を示したためにフェルトが取り仕切っていたり、また、王殺しの事件の時にはその場にいたりと大陸戦争初期の重要出来事に関わっている人物でもある。王殺しの事件の時には、アクレ・ウィンドウを止めることが出来たのではないかとも言われていたが、そのときの自分の役割は自分の国王を守ることだったと語っている。
大陸戦争のポストマーズ内乱期においては、内乱をきっかけとしてポストマーズ全体の弱体化を防ぐために兵を消耗させない戦い方をするが、その消極的な戦いに不満を持つベシアにより勝手に軍を動かされ大敗し、ソマーズが滅ぼされる原因になってしまう。

その後

ソマーズ亡き後は、将軍を辞め下野する。しかし、ポストマーズが970年の同盟(俗称:アカネ同盟)をきっかけとした攻撃で存亡の危機に陥ると一兵卒としてバーズイタと戦う。その際にはアクレとも共闘したといわれている。


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