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幻牢の館

[ゲンロウノヤカタ]

イダイチ砂漠にある神話の時代からあったといわれる遺跡。創世神話のひとつである三人の王の物語でその存在が語られていた。洗礼の宝具のひとつサラディアスの杯が発見された場所でもある。

幻の牢

三人の王の物語では、人や獣人が犯した罪を償うために幽閉された牢と記されている。空間魔法により、従来の世界とは異なる切り取られた世界に存在し、罪を償わない限りそこから出ることは出来なかったという。
神々との戦いの最後に、賢き王により時が生み出された瞬間、幻牢の館を保っていた空間魔法が破られたといわれる。
神話時代からあったといわれる遺跡であるが、空間魔法の影響が残されているらしく、唐突に姿を消し、唐突に姿を現すことがある。事情を余り知らない旅人がたまたま迷い込んでそのまま姿を消してしまうという話がたびたび残されており、近くに住むものたちにとっては魔境として恐れられている。
盗賊メジ・ドラスは近隣の住民が近寄らない幻牢の館を隠れ家にすれば誰にも見つからないと考えた。この考えは上手くいったが数年たったある日、メジがいる時に幻牢の館は姿を消してしまう。数日後、幻牢の館は現れ、そこにいたのは自らの行いを悔い改めたメジの姿だった。メジは幻牢の館が姿を消していたことの事を多くは語らなかったが、その後、真っ当な人生を歩むようになる。
このことから、罪人が訪れると消えて、罪を償うような仕掛けが動き出し、罪を償えば再び現れるのではないかという噂話も生み出している。

宝の発見

古くから存在している遺跡であるため、様々な調査がされている。いくつかの古い遺物が発見されているが、研究対象となるような物は長い間発見されていなかった。
統一暦500年頃、アラト論を提唱していたウェーニ・ピエトラによって洗礼の宝具のひとつサラディアスの杯が存在すると言われる。ほぼ全容が解明されていたため、このことを本気にする者は皆無であった。唯一ともいえる興味を持ったのがしがない盗賊集団であったルヒダグ団であった。
ルヒダグ団は罪人が訪れると消えるという噂に怖がりながらも探索を続けるとサラディアスの杯を発見する。この時に外部で見回りをしていたルヒダグ団の仲間は幻牢の館が何度か姿を消したり現れたりを繰り返してたりしていることを確認している。
この発見でまだ宝が隠されているのではないかと調査が行われたが、新しい発見には至らなかった。


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