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四方の盾

[シホウノタテ]

名工と名高いビン・ス・リ・イエによって統一暦前に作られた盾。バダリアを原料として作られている。体を覆うほどの四角い盾で四方からの攻撃を防ぐことができるというところからその名前をつけられた。
バダリアで作られた盾としては最高傑作の盾と評されることもある。

性能

その巨大さから盾により身を守れば、体全てを覆うことが可能である。
斬撃や打撃といった直接的な攻撃に対しては絶大な守備力を誇るが、魔法の攻撃に対しては一般的の盾よりも若干強いといった程度でそれほど優位性を発揮しない。
その大きさと重量ゆえに使用者を選ぶ盾でもある。

製作まで

バダリアによる防具製作を仕事としていたビンはよりより強度の高い盾を作るための方法を模索していた。そして、単純な結論に達した。巨大な盾を作れば、それだけ高い守備力を持つことができると。しかし、加工の難しいバダリアでは大きな盾にすることは困難であった。更に巨大にすることで、いくら軽量なバダリアであっても、その重量は誰でも扱えるというものではなくなってしまうことにも気がついた。
そこで、ビンがたどり着いた結論は根気良くやることとあきらめることだった。
魔力の強い弟子を二人従えて、実に2年の月日を費やしてバダリアの加工に成功したのだった。重量に関しては使う者の問題として、その対策は早々にあきらめることで盾は完成することができた。
後にビンはこの重量の問題を解決し、より優れた盾を作ろうとしたが、それを叶えることは出来なかった。

名前の由来

盾は完成したがその大きさと重量さゆえに扱えるものは皆無だった。
ビンはこの盾を自信作のこの盾を誰かに使って欲しいと自身の最高傑作だと宣伝した。
ビン自身がすでに名工と名高かったこともあり、その宣伝は功を奏した。
多くの強者を自称するものがその盾を手にしようと訪れるようになる。その中に最初の持ち主になったダーンムリ・シ・シ・カの姿があった。
ダーンムリは小柄だか強い腕力の持ち主であった。盾を軽々と扱うと共にその小柄な体格ゆえに体全体を盾で覆い隠すことができた。
ダーンムリは四方からの攻撃から全て守ることが出来る盾だと評した。この言葉を聞いたビンはこの盾を四方の盾と名付け、その名付け親であったダーンムリに盾を譲ったのだった。

主な使用者

最初の使用者のダーンムリを初めとして、その盾の性質ゆえに腕力に自身のある戦士が好んで使っており、ドラマリア・ケケカカンナ・ツキナアなどが有名である。
腕力も何もなく盾としてではなく客寄せのためにサキトテ商会が所有していた時期もあった。


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