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ビン・ス・リ・イエ

[ビン・ス・リ・イエ]

統一暦前365〜281年
バダリアを加工することが得意だったといわれる名工。バダリアで作られた盾の最高傑作と評される四方の盾を作った者。

生い立ち

魔法士になる事を期待されて生まれ育ったという。生まれる前からその魔力の大きさを予言され、生まれた直後にそれが事実だと明らかになる。
その才能は飛びぬけていて、誰も教えていなかったにも関わらず、初歩の魔法を使いこないしていたという。
しかし、魔法士として、ビンはその名前を残していない。物心がついて本格的に魔法を習い始めると一気にその評価が下がってしまう。自分で自然に覚えた魔法を使う事は出来ていたのだが、教えられた魔法は一切使う事が出来なかった。更に魔法を教えられた事で今まで自然に使えていた魔法が使えなくなってしまう。
後にビンはこの時の事を、自分にとっての魔法は呼吸のような物で自然に出来る物だったが、呼吸の仕方を教わった事で本当の呼吸の仕方が分からなくなったようなものだと語っている。
ビンは周囲の期待に応えることが出来ず、仕方なく近所の鍛冶屋の手伝いをする事になる。

鍛冶屋として

鍛冶屋として働き始めたビンであったが当初の評価はそれほど高くは無かったという。それでも、努力だけは一人前にしていたと言われていて、普通の鍛冶屋として働くだけの技量を持っていた。そんな時に、ビンはバダリアの話を聞く。加工する事が難しいという話を聞いた自分には関わりの無いことだと考えていたが、試しにやってみたところごく簡単に加工する事が出来てしまった。ビンはなぜ周囲の者がこれを加工するのに苦労するのだろうとも思ったらしい。それほどビンにとっては簡単な事であった。
ビンは生まれた時から指摘されていたように強大な魔力を持って生まれていた。魔法の才能、その魔力を制御する才能には恵まれていなかったが、自然に流れ出る魔力の量が普通の者とは異なっていた。それが、バダリアの加工を容易にしたという。
これをきっかけにビンの名前はバダリアを加工できる名工として、その名が広まる事になる。ただ、ビンにとっては、その名に相応しい技量を持っているとは考えていなかった。そのために、評判に相応しい物を作り出そうとして作り出したのが、後に四方の盾と呼ばれる事になった盾である。
ビンは巨大な盾を作るために、自分だけではなく、魔力の強い弟子を従え、2年の月日を費やして巨大な盾を作り出したという。
その後、この盾を目標に更なる武具を作る事を目的にビンはその技量を磨いていった。ハンアルナの槍無キ夜の針ユザミモノの盾などを作っているが、四方の盾を越えるものでは無かったと言っている。

関連年表

統一暦前365年:ビン・ス・リ・イエ、生誕。
統一暦前281年:ビン・ス・リ・イエ、死去。


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