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守護の王

[シュゴノオウ]

この世界で最も広まっている創世神話三人の王の物語」で語られている三人の王のひとり。神王の盾と呼ばれた巨大な盾を持ち、多くの人を守護者として守り抜いたことから守護の王と呼ばれていた。
剣を持つ王賢き王と共に神々に戦いを挑むが、神々の怒りによりなすすべもなく命を落とす。

王になるまで

元々名もないただの人であったが、他の人よりも優れた才能を持っていた。それに加えて並外れた向上心を持っていた。時間というものがない存在しない世界では、現状以上のものを求める必要がないためにその存在は他の人から見れば奇異な存在であった。時間によって衰えるということがない世界においては努力をすればしただけ着実に力を見につけることが出来、彼は積み重ねた努力の末に自身の才能を開花させた。
この姿勢を評価したのは神々だった。神々は褒美として彼の身長の3倍ほどもある巨大な円形の盾「神王の盾」を彼に与えた。
その頃になるとその他の人も彼を崇めるようになり、彼はいつしか王と呼ばれるようになっていた。自分を慕って付いてきてくれる人に対して彼は王としてその責任を果たすためにその人々を守護するようになり、守護の王と呼ばれるようになる。

神々との戦い

王となっても彼の上を目指す心は変わらなかった。むしろ、多くの民を守るためにより強い力を欲するようになる。
同様の力を持ち王となった剣の王、賢き王も彼と同じ思いであった。三人は出会うべくして出会い、より強い力を得るために精進を重ねる。しかし、それ以上の力を得ることは出来なかった。人という存在であることの限界を感じ始めた三人は人以上の存在になるべく神々の力を欲するようになる。そして、その力を得るために神々に戦いを挑んでしまう。これが神々との戦いのはじまりである。
戦いは3日続いた。圧倒的な力を持つ神々に対しては三人の王の力はあまりにも無力だった。結果、守護の王は剣の王と共に命を落としてしまう。
この戦いの時に神王の盾は神々によって砕かれその破片は世界中に撒き散らされた。後に希少金属であるレアクリルになったと云われている。

説時原論での記述

説時原論では、神々が神王の盾を与えたのは彼を慢心させ堕落させようとしたためだった。しかし、そうならなかったことに狼狽したとされる。更に二人の王に出会ったこと、三人とも更に高みを目指しはじめたことに不安を覚えた。そして、自分達自身の手によって神を超える力を得ようとしたとき神々は激しく嫉妬した。結果、神々は三人の王を滅ぼすために戦いを起こしたと記述されている。

存在の確かさ

三人の王の物語自体が本当の話であったかどうかは定かではない。そのために、守護の王が存在していたという事を証明する物証はほとんどないが、同様にその存在を否定する証拠もまたほとんどない。


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