三人の王
[サンニンノオウ]
創世神話である三人の王の物語で語られている、剣を持つ王、賢き王、守護の王の総称。人でありながら人としては強力すぎる力を持った存在とされている。神々との戦いの原因となったといわれているが、その原因は創世神話では三人の王の傲慢さと言われているが、説時原論では神の嫉妬と異なる見解が述べられている。
人を超えた存在
剣を持つ王、賢き王、守護の王の総称で、その存在は創世神話である三人の王の物語で語られている。それぞれ、王になる経緯は異なるが、共通しているのが高い向上心と人を超えたといわれるほどの能力である。
能力を高めるための果て無き向上心は後の世でも賞賛されることとされているが、その力が神を超えようとしまったために悲劇が生まれてしまったと言われている。
異なる語られ方
三人の王の存在が神々との戦いの原因となったと言われているが、その原因については古くから語られている創世神話の話と、説時原論で語られている話がある。創世神話においては、三人の王の傲慢さと言われている。そのきっかけは、賢き王が神より授かった洗礼の宝具を自らの力と考え過信してしまったことだとされている。神を超えたと勘違いした賢き王が戦いを挑み、剣を持つ王と守護の王がそれに加わったとされている。
説時原論では、戦いの原因は神の嫉妬だと言われている。賢き王が自らの力で生み出した洗礼の宝具のひとつ真シハの器の力、守護の王を堕落させるため神王の盾を送ったが堕落せずより高みを目指すようになった事、そして、神の力まで到達しそうになった剣を持つ王の力、これらに嫉妬した神々が、三人の王に対して戦いを仕掛けてきたという物である。
原因は異なるがこの神々との戦いの後、三人は破れ、賢き王が時間を生み出す点は同じように語られている。
このどちらかが正しいのかは議論が分かれているところである。創世神話派は自分達の存在をわきまえる必要があるということが多く、説時原論派はより強い向上心を持つべきだと語る物が多い。
しかし、そもそも三人の王が存在していたのかという議論もあり、三人の王の存在を含めた議論が活発に行われている。
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