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アイセン攻防戦

[アイセンコウボウセン]

統一暦973年、鉄の都市アイセンをめぐり、アイセンとアストインバーグの間で行われた戦い。ひとつの都市が独立を死守するための戦いとして記録に残されている。更に、魔力を動力とした魔動源部隊の登場、魔の者たちの本格的な武力介入など大陸戦争における戦いに新たな展開を生み出した戦いとしても記録されている。

背景

アイセンは元々サリアリアス皇国の一都市として誕生したが、大陸戦争時のアストインバーグの侵攻とそれによるサリアリアス皇国の弱体化に伴い何者にも支配されない自治都市として独立する。サリアリアス皇国は独立を認めなかったが、アイセンを従えるだけの力はすでに失われていた。
このサリアリアス皇国に代わってアイセンを従属させようとしたのは、サリアリアス皇国を亡国にしその領地を掌握したアストインバーグだった。アストインバーグはアイセンの技術力を手にいれることで自国の軍事力強化を狙っていた。
こうして統一暦973年両者の間で戦端が開かれる。

魔動源部隊と魔の者の介入

アストインバーグはアイセンを無傷で手に入れたかったために都市内部への進攻に対しては慎重にならざるを得なかった。それを知っていたアイセン側は都市部に引きこもり魔動源部隊による強襲作戦を決行する。この作戦でアストインバーグ軍の主力をだまらせて撤退させるという狙いであった。
魔動源部隊は魔力を動力とした部隊でアイセン軍の秘密兵器として投入された。しかし、作戦決行直後、突如現れた2体の魔の者(盾を持つ者角を持つ者)により、その能力を発揮することなく瞬く間に壊滅状態に落とされてしまう。
それまで局地的に現れて現れていた魔の者が明確な意思を持って本格的に武力介入したのがこの戦いであるとされている。
盾を持つ者と角を持つ者は、魔動源部隊を一掃すると、アストインバーグの主力部隊にも甚大な被害を与える。この混乱の中に割って入ってきたのはヒコ・アイデントだった。ヒコはこの戦いに魔の者が介入してくるという情報を入手しており戦いの中に潜んでいた。2体の魔の者はヒコ・アイデントの姿を見つけるとその場から姿を消してしまう。
なお、この戦いにおいてアストインバーグ軍側に23体の魔の者の一人である視線を持つ者の姿もあったが直接的な戦いには参加していない。

結末

2体の魔の者によって戦える状態でなくなった両者は仕方がなく講和を結ぶことになる。結果的にアイセンは独立を守ることができた。アストインバーグとはアイセンが他国に軍事的に協力しないことを条件に不可侵の条約を結ぶことになった。
しかし、その後、更なる軍事的脅威を恐れたアイセンは軍事力の拡大へと向かうことになる。


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