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土巨人

[ツチキョジン]

土の体を持つ巨人。巨人の中でも特に魔像と関連付けられる事が多い。

土の体

土の体を持つ巨人であり、巨人の中でも特に強い力と体力を持つ事で知られている。ただし、体の大きさはそれほど大きくはない。これは、土の体のためか、成長せずに、誕生後は徐々に小さくなってしまっているのではないかとも言われている。小さくなった体を新たな土で補う事もあるという。主に岩山を根城にしている事が多い。
他者との関わりをあまり持たないようで、あらゆる事で関係を築こうとしない。仮に攻撃を仕掛けたとしても相手にされない。これは温厚であるから怒りを持たない、愚鈍であるから怒ることが出来ないとも言われる。
逆に近くによっても相手にされない事が多く、何も無かったように無視をされたり、場合によっては踏み潰されてしまう事もあるという。

元になったもの

巨人自体が、魔像の一種、魔像の進化した姿であると言われる事が多いが、その姿からか最も魔像と関連付けられるのが土巨人である。しかし、魔像の一種、魔像の進化した姿と言う意見に対しては、むしろ逆であるという意見もある。これは魔像を研究する者に多い考え方である。時系列で見れば、魔像が作られ始めたのが、古代王国の時代であり、神話の時代の終わりと共に誕生したといわれる土巨人はそれ以前から当然居た事になるので、土巨人の姿を見た者が魔像を考え出したと考える方が自然であるというものである。
これに反論する声もあり、そもそも魔像は神話の時代からある魔法生物の一種として考えられている。そうであれば、巨人よりも先に現在の形とは異なるとは言え存在していたと言っても言い過ぎでは無いというものである。
どちらでもいいと考える者が多いが、発展した最終的な形が何かを定義する時に、この議論が激しくなることがあるという。

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