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メル・ターリ

[メル・ターリ]

古代王国魔法士。生命と魔法に関しての関わりを研究していた者としても知られ、究極の魔像と呼ばれたレムイトの生命となる魔法を吹き込んでいる。

生い立ち

古代王国の魔法士のため、正確な生年、幼少時代の事は残されていない。メルがその名を記録に残しているのは、成人してからである。この時には、両親共に優れた魔法士であり、高名な魔法士の下で魔法を習っていた選ばれた者であるといわれている。
そして、それに相応しい成果を挙げている。

生命と魔法

メルが生涯を通して研究を続けていた事が生命と魔法に関する事である。古代王国時代、魔法生物の研究が盛んに行われていた。贋魔物や魔像などの魔法生物は魔法によって命を吹き込まれた存在とされていたが、メルはそう考えてはおらず、魔法によって無理に動かしているだけの存在だと考えていた。そのため、魔法によって新たに生命を生み出す事が本当に可能なのかを研究していた。メルはより強い魔力を集めて、複雑な魔法を組み合わせることでそれを可能に出来ると考えていた。そして、メル自身が最高傑作だと考えた魔像を作り上げることに成功する。しかし、メルはそこで自分の間違いに気がつく。
複雑に魔法を組み合わせることによって、より本物に近い魔像を作り上げることが出来たが、所詮、組み込まれた魔法により複雑な事が出来るようになったに過ぎず、根本的な部分で生命と呼べる存在ではないとメルは考えたのであった。
その失敗に絶望してたメルは一時期、研究を諦めてしまったように振舞ったという。しかし、ある時に植物の種を見てある方法を思いつく。メルは植物の種のように、生命はあらゆる物に眠っているのではないかと考え、それを実現する方法を模索する。メルは物に秘められた魔力の力を生命の力に置き換える方法を考えた事でそれを実現することが出来た。これによりメルはその名を残す偉大な魔法士として知られる事になる。
ただし、この方法はメルのように極めて優れた魔法士でしか実現することが出来なかった。更にそれにより、生まれた生命を持て余す事が多く、役に立つ魔法とは思われなかったようであり、結果的に広まる事はなかったという。

レムイトとの関わり

究極の魔像を作る計画が立てられると、その生命となる魔法を吹き込む役割を担ったという。この時、メルは自分が好きなようにやらせてもらうという条件をつけたとも言われている。
そして、メルはレムイトに二つの魔法を込めたといわれる。ひとつは魔像に一般的に組み込まれる制御するための魔法、もうひとつは魔像全体の魔力を生命に置き換える魔法である。これにより、レムイトはただの魔像ではない意思を持ったといわれる。

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