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ニサミキ

[ニサミキ]

統一暦1395〜1582年
白狼系獣人ダイクアロス族の戦士。長を巡る戦いに敗れ一族を旅して世界を旅した。リアッシ・オテラの父親としても知られている。

生い立ち

白狼系獣人ダイクアロス族の一族の子供として生を受ける。ダイクアロス族では、その数自体が少ないこともあるが、子供が誕生することは稀で一族の宝として育てられた。その周囲の期待に応えるように素直で力強い戦士としてニサミキは育ったという。やがては長となるか、守護者として一族を守る存在になって欲しいと願われていたようである。

長を巡る戦い

この環境に変化が訪れたのは、ミユカイという白狼系獣人が一族に加わってからである。白いその姿から自分が本来所属する一族からつまみ出されたミユカイは苦労の末、ダイクアロス族の下にたどり着いたのであった。長い旅の末にたどり着いたこともあり、いろいろな知識や技量を持ったミユカイは、ダイクアロス族の中でも重宝された存在となる。ニサミキもその存在に興味を覚え、頼もしい存在だと思うようになった。それと、同時に自分よりも重宝されているように感じ、わずかに嫉妬のような物を感じたという。
そんな中、長が死ぬという出来事が起こる。まだ新参者という印象はあったもののミユカイが後を継ぐべきではないかと考える者が多かったが、それに反対したのが、ニサミキだった。まだ、若いニサミキであったが、長は自分がなるべきだという自負を持っていた。ミユカイはニサミキに長の座を譲ろうとするが、実力で長になることを望んだニサミキはミユカイと直接戦い優劣をつけたがった。結局、戦いは行われミユカイが勝つことになる。ミユカイは自分の存在が一族の結束を歪めてしまうのではないかと心配し、一族を去ることを決意する。これを止めたのがニサミキだった。ニサミキは守護者の象徴となる巨大な漆黒の鎌ビサイザスを盗み出すことで自分が悪者になることでミユカイが長となるべきだと考えたのだった。同時に一族に縛られない旅をしてみたいとも思うようになったともいわれている。

旅の中で

ニサミキは旅の中で自分の白い毛が周囲に対して目立つ存在であり、奇異な者に見られることが多い事を知り、ミユカイの苦労を知ったという。それと同時にミユカイが抱えていたものの一部を理解できたような気もしていたようである。旅の途中、自分に興味を持った人、アシ・オテラと出会い、やがては子を成すに至る。リアッシと名付けた、その子供にやがてはダイクアロス族に戻り、守護者としての役割を果たして欲しいとも思ったようである。
成長した、リアッシに対して、独立するか、ダイクアロス族の集落に戻るかを選択させている。そして、独立することを選んだリアッシに対してビサイザスを譲り渡している。
リアッシの独立と共に、ニサミキはダイクアロス族の集落に戻ることを考えるが、それが許されるはずもないと考えたという。それでも、故郷である集落の近くに住み、陰ながらダイクアロス族の行く末を見守っていたともいわれている。

関連年表

統一暦1395年:ニサミキ、生誕。
統一暦1582年:ニサミキ、死去。


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