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ゼジオリ

[ゼジオリ]

サリアリアス皇国第五分家。
皇国の5番目の血筋と呼ばれる。初代はフーフ・ゼジオリ
サリアリアス皇国は代々嫡男が皇帝を引き継ぐ国であるために5番目の分家であるゼジオリにその役目が回ってくることはなかった。しかし、優秀な人物を輩出することで有名で国内の重要な要職でその才を発揮しているものが多い。
統一暦905年ゼジオリのミノオ・ナツカが離反しアストインバーグを建国する。これにより裏切り者の一族としてゼジオリはサリアリアス皇国を追い出されてしまい、その家系は途絶えてしまう。

5番目の分家

サリアリアス皇国は血筋によって守られた国である。初代皇帝イマ・カ・ミラは信じられるのは自分の血を分けた者だけであると血縁者を優遇し貴族階級を構築した。イマの絶対的な権力の前にそれにはむかうものは無く、逆に一部の有力者達は自分も血縁に入れて貰うためにイマの一族との婚姻関係を結んだ。その中にフーフの姿もあった。フーフはイマの五女シイラ・コ・スートを自分の妻として迎えたことから5番目の分家、5番目の血筋と呼ばれることになった。

名家として

ゼジオリに入ったシイラはイマの他の娘とは違い、イマの娘である前にフーフの妻であると公言する。
それはイマに対して自分が五女に過ぎないという立場をわきまえていること、自分の役割はこのゼジオリの家系を本家を助ける血筋とすることをシイラ自身が理解していることを主張するためでもあった。
同時にそれは本家を手助けする立場であればゼジオリの血筋を守ることができるということをフーフに理解させるためのものでもあった。
シイラとフーフの二人は政略結婚であったが、お互いのことを理解し尊敬しあえる関係を築きその血筋を残したいと互いに思うようになっていたのだった。
これを実現するためにシイラが考えたのは徹底した教育である。
本家の血筋に押しつぶされることなく生き抜くすべを徹底して教え込んだのである。
ゼジオリはそもそもが5番目の存在であるために王位継承という面ではその役目が回ってくることがそもそも少なかったがそれでも不満が出てこなかったのはこの教育のおかげであるともいえる。また、この教育のおかげで国内の重要な役職を任される者が多く、本家の血筋からもそういった面では一目おかれる存在であった。
この教育は代を超えても受けつがれていき、ゼジオリは優秀な人物を幾人も輩出しながらも決して本家の血筋を脅かすことはなかった。

裏切り者の一族

シイラとフーフの思いのままゼジオリは代を重ねていったが、そこに異端の人間が生まれる。それがミノオ・ナツカであった。ミノオは自身が受けた教育の裏に隠されたシイラの意図を理解し、逆にそれが彼の反骨心を育ててしまった。
そして、統一暦905年ミノオは国を裏切りアストインバーグを建国する。
自身の才に絶対の自信を持っていたミノオは自身こそが皇帝にふさわしいと自らの手で自らの国を興したのであった。
しかし、この事件をきっかけにゼジオリは裏切り者の一族として汚名を着せられてしまう。そして、そのまま一族はサリアリアス皇国を追放されることになってしまい、ゼジオリの家系は途絶えてしまう。


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