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イマ・カ・ミラ

[イマ・カ・ミラ]

統一暦175〜264年
サリアリアス皇国の初代皇帝。

生い立ち

歴史的に見るとサリアリアス皇国誕生時に唐突に現れている印象がある者である。サリアリアス皇国の初代皇帝であるため、それ以前の記録に関しては、権威を高めるために皇国誕生後に作られた物が多いのではないかとも言われている。
ただし、イマは自分が過剰に賛美されることを嫌がっていたようである。しかし、皇国を維持するためには必要だと思う部分もあったそうで、悩むところであったという。

血の結びつきへのこだわり

イマが後に血の結びつきを重視するに至った理由は、イマが皇帝になるまでにあったといわれる数度の裏切りであったといわれる。その内の二つがイマの心に大きな影響を与えたという。
1つはイマが生まれた直後の事である。イマの母親はイマを出産した直後に病に倒れなくなっていた。イマの父親は新しい妻を迎え、それがイマの新しい母親となった。しかし、この新しい母親は懐こうとしないイマに苛立ち、イマを亡き者にしようとする。これに気がついた父親によって直前で助けられたという。
イマ自身の記憶に残されてはいないというが全ての根本がここにあったのではないかと言われている。
2つめはイマがサリアリアス皇国を建国しようとしていた頃である。イマは建国後には、長い間の協力者であり、親友でもあったカカワゴ・エフシを腹心として高い地位を与えるつもりであった。これに対して同じようにイマを支えていた、コカ・カ・ミラはカカワゴの野心を心配して忠告する。しかし、イマはこの忠告がコカがカカワゴを妬んだ結果だと考え、逆にコカを自分から遠ざけその地位を剥奪してしまう。そして、カカワゴの権力を更に強い物にしてしまう。
これをきっかけにカカワゴは表向きはそれまで通りのイマに忠実なフリをし、裏ではイマを失脚するために同志を集めるのだった。これに気がついたコカは、自分の事よりもイマの事を考え、危険を顧みずにカカワゴの悪事を明るみにした。
イマはその結果、誰が正しかったのかを知るが、コカはカカワゴとの対決で命を落としてしまっていた。
イマは自分のやってきたことを後悔し、それだけの扱いを受けてまでコカが自分を助けてくれたのは血が繋がっていたからだという結論に至るのだった。

皇帝として

サリアリアス皇国が誕生した頃、同時期に同じような小国が乱立されており、さほど注目を集めていなかった。そのため、イマ自身に関しても興味を持たれていなかったという。しかし、乱立していった小国をひとつずつ倒していく中で統一暦230年ごろになると注目を集めていくようになる。
イマは戦乱に勝ち抜く強さを持っていたが、それ以上に注目されたのが、各国の統合の仕方である。打ち倒した国をそのまま統合するのではなく、倒した国との血縁関係を築く事で結びつきを強くしてから吸収合併するという方法を繰り返した。この方法は事のほか上手くいき、後々までサリアリアス皇国を支える基盤となっていく。
晩年、一線を退いたイマは自分の考えが踏襲されるように徹底した階級を作り上げ、これがサリアリアス皇国が東方の覇国と呼ばれるまで育った最大の要因だと言われている。

関連年表

統一暦175年:イマ・カ・ミラ、生誕。
統一暦201年:イマ・カ・ミラ、サリアリアス皇国建国。
統一暦264年:イマ・カ・ミラ、死去。


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