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ミノオ・ナツカ

[ミノオ・ナツカ]

統一暦881〜966年
アストインバーグの初代皇帝。

生い立ち

サリアリアス皇国第5分家ゼジオリの流れを汲む一族の子供として生まれる。幼い頃よりゼジオリの一族の者として、サリアリアス皇国を支える者としての教育を受ける。その教育を受けながら、ミノオは自分が受けている教育に物足りなさを感じ、あることに気がついてしまう。それは、ミノオが受けている協力は能力をある一定のレベルまで引き上げることは出来るが、それ以上の能力を得られないということであった。才能ある者の才能を抑えるという意味があることにミノオは気づいてしまったのであった。
そして、そのことに気がついてしまったミノオは自分の才能の限界を知る必要があると感じるようになる。

初代皇帝

成人するとゼジオリの流れを汲む者として、ミノオはサリアリアス皇国の要職に就く事を求められたが、それを全て断ると密かに仲間を集めて、自らの国を興すことを画策する。その時代、サリアリアス皇国も長い歴史の中で、制度疲労を起こしていたこともあり、このミノオの企みは予想以上の成果をあげることになる。こうして、ミノオはアストインバーグの初代皇帝となる。
ミノオは戦いを通して、アストインバーグを大きくしていくことに成功していく、あらゆる戦いで連戦連勝を繰り返していたと云われている。こうしてアストインバーグは大きくなっていったが、年を取り自分の能力の限界を感じ始めるようになると、ミノオは自分に次ぐ立場であったレブリタ・シブワに皇帝の座を譲ることにする。世襲を嫌ったミノオは実力がある者が皇帝になるべきだということを身をもって示したのであった。

隠居後

ミノオが退いた後もアストインバーグは拡大を続けていくが、拡大を続けたことによる弊害も出てくるようになってくる。そのたびに、意見を求められたが、ミノオはその影響力を考え一言も語らなかったという。ただ、行く末を見守っていただけであったという。皇帝が、レブリタからシオノ・ハタセ、シオノからアカネ・ヤヨイに移っていくのを見届けてその生涯を閉じたという。

関連年表

統一暦881年:ミノオ・ナツカ、生誕。
統一暦905年:ミノオ・ナツカ、アストインバーグ建国。
統一暦966年:ミノオ・ナツカ、死去。


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