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キトブク

[キトブク]

ゼアノスタ大陸の北部に位置する国。学者が作った国と言われ、サリアリアス皇国に一度は吸収合併されるが、再び独立を果たしている。

成立

統一暦600年頃に成立したといわれる。サリアリアス皇国で穏健派を自称する者たちが逃げて作った国といわれ、議論を尽くしよりよい国の形を模索していたとも言われる。そのため、学者が作った国と呼ばれる事もある。ただし、その響きの中には口ばっかりで何もしない国という皮肉が込められてもいる。
日常的に激しい議論が交わされる国であり、それは立場を越えて活発に行われていた。王でさえ、議論の時にはいち発言者に過ぎなかったという。

合併と独立

統一暦700年頃、サリアリアス皇国がゼアノスタ大陸に進出してくると大した戦闘もせずにあっさりと降伏してしまう。これに反対する者もいたが、その者たちでさえ戦う事はせずキトブクの一部であったイーシュウを独立させる事で対抗する。サリアリアス皇国はイーシュウに興味を示さず、キトブクを吸収合併する。こうしてキトブクは一旦、歴史からその名前を消す事になる。
転機が訪れたのは統一暦900年代に入ってからである。アストインバーグがサリアリアス皇国に反旗翻す形で建国されると、急速に学問を研究していくには独立していなければならないという強硬派の意見が増えていく。この考え方の変化は、自然発生的なものではなく、アストインバーグの工作の可能性が高いことが分かっている。ただし、研究者においては、元から独立心が高い者が多く、その意見が一気に加速したのは元にあった学者気質ではないかとも言われている。この独立に際し、普段は筆しか持たない者たちが剣を持って戦ったという。こうして、キトブクは再びその名を歴史に刻む事になる。

イーシュウとの関係

独立を果たしたキトブクは、当然、キトブクの一部であったイーシュウは元に戻るものだと考えていた。しかし、独立を維持し続けていたイーシュウがその考えを受け入れる事はなかった。大陸戦争を背景とした世界的な情勢もあり、両国の間で戦端が開かれる事になる。この戦いは国力が勝るキトブクが優勢に進めるが、イーシュウが天魔法を利用した雨の部隊を設立したことで、一進一退の攻防を繰り広げる事になる。戦乱が長引くに従い、元々、学者であった者たちは戦いに意義を見出せなくなり、無理に統一をする必要がないという意見が出始める。
その後、対等の立場で和平が結ばれると、両国の関係は一気に強くなり、自然にイーシュウはキトブクの一部となる事が決定する。

関連年表

統一暦600年頃:キトブク、成立。
統一暦700年頃:キトブクからイーシュウ独立、キトブクはサリアリアス皇国によって吸収合併。
統一暦900年頃:キトブク、サリアリアス皇国から独立。
統一暦1102年:キトブク、再びイーシュウと合併。


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