アテリアビ

[アテリアビ]

樹を司ると云われる神。水と共に生命の象徴として崇められていることが多い。

穏やかな神

創世神話で語られているのは、樹のように生命力に溢れる緑の姿であり、水と共に生命の象徴として崇められていることが多い。傷ついた物を癒す力を持っている神とされている。樹のように穏やかな神であり、優しい神とされている。
あるがまま自然を望む神であり、与えられた命、その物のみに価値があるとしている。
その考え方は人によっては厳しく映る事もあり、それほど広く信仰を集めているわけではない。逆に自然の中で生きることを望む者が多い獣人の中では、信仰する者が多いとされている。
この考え方から、アテリアビを信仰する者の中には、何かを加工して物を作ったり、修行や訓練で自分自身を高めることすら否定する者もいるという。

樹の力

水と共に生命を象徴していることもありアテリアビの神魔法には回復系の魔法が多い。アテリアビの神魔法では樹の力を移し変えることで行われるために、実際に樹を用いて魔法は使われる。回復系の魔法では、そのことで魔力を抑えて魔法が行えるという利点がある。しかし、攻撃魔法や守備魔法では、樹を使うことで火が明確な弱点になってしまうという問題が起きてしまう。そのため、魔法の数としては攻撃魔法、守備魔法も他の神魔法と同じくらい存在しているが、あまり使い勝手はよくないとされている。樹が明らかな弱点である敵に対しては有効であるが、様々な魔法が使える者、特に戦争などではあまり効果的に使うことが出来ないといわれることもある。

年寄りの姿

神話の時代以後は、樹を擬人化した年寄りの姿で描かれることが多く、そのためか多くの知識を持っているとも云われている。こういった知識は樹を通して、アテリアビ自身が経験したことであるとも云われている。そのため、知恵を象徴することもある。

関連年表