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ガゼギギの事件

[ガゼギギノジケン]

統一暦954年にロマーズで起こった国家転覆を図った事件。
平民であったガゼギギ・キソが計画したとされ、実行される直前に十二魔法士ネイス・カーンによって防がれている。

事件のあらまし

十二魔法士を全て暗殺し、国家転覆を図った事件。平民であったガゼギギが計画したとされている。
ガゼギギは、計画の初期の段階として、内通者を探していた。眼をつけたのが、ジョイス・ステルリアである。ジョイスは、ロマーズの一兵卒であった。偶然を装ってジョイスに近づいたガゼギギは、困った風を装い、ジョイスに助けを求める。
真面目で困った者を見捨てられないジョイスは、利用されていることも分からずに結果的にガゼギギの計画の手伝いをしてしまう。
ジョイスが不正な事件に関与しているという噂が流れたのは、その頃である。幼馴染であり、ジョイスの性格をよく知る十二魔法士のネイスがその話を耳にした時には、ジョイスへの取調べが密かに行われようとしていた。
ネイスはその前にジョイスを匿うと、事情を聞き、事件の全貌を明らかにする。全てがガゼギギの計画であることが分かると、ガゼギギは逮捕され、その計画の目的が国家転覆であることが分かる。

事件後

事件が発覚すると、その綿密な計画に驚くことになる。ガゼギギは当時、ごく普通の平民であると考えられていて、これほど綿密な計画を平民がしかもたった一人で考えることはできないと、その背後関係が徹底的に調べられたが、その時の調べでは何も出てこなかった。
翌年、アクレ・ウィンドウによる王殺しの事件が起きると、この事件との関連性が疑われるが、それは後に否定されている。
後に、ロマーズ崩壊を狙っていた当時のトマーズシエフ・スファイア、十二魔法士のハリ・ルーヒにより計画された物である可能性が高いことが分かっている。取調べの際に何も出てこなかったのは、ハリが関わっていたからではないかと考えられている。

関連年表

統一暦954年:ガゼギギの事件。


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