アウディーダ

[アウディーダ]

大陸戦争における最後の戦い、アウディーダの決闘が行われた場所。

小さな丘

統一暦３００年頃に名前を付けられたと言われるが、田舎の村にある小さな丘であり大して注目を集めるような場所ではなかった。
しかし、大陸戦争における最後の戦いである、ヒコ・アイデントとアクレ・ウィンドウの二人の決闘、アウディーダの決闘が行われた事で注目を集めることになる。

最後の戦い

大陸戦争末期に、英雄であるヒコは隠棲の地として、アウディーダを選びひっそりと暮らしていた。２３体の魔の者がいなくなったことで世界は平和へ向かうと考えられていたが、今度は、後の世を誰が治めるかで争いが起きるようになっていた。
ヒコ派とアクレ派に分かれたこの争いに終止符を打つために直接二人で戦うことになる。決戦の地となったのが、アウディーダであった。当初は人目の付かないところでの決着を狙っていたが、それでは事態が収まらないと考えた両者の考えた末の結論であった。
この戦いは両者が光に包まれ消えるという結果に終わる。この結果により、大陸戦争は終焉を迎えることになり、決闘の地、終焉の地として、アウディーダはその名を残すことになる。

巡礼の地

戦いの後、慰霊の碑が作られることも計画されたというが、二十信徒の最初のひとりと呼ばれたニアーティック・ロリアの強固な反対にあい計画は中止に追い込まれている。ニアーティックの死後、その計画が何度かあがっているが、ニアーティックの意思を守るためとその都度計画は中止されている。
しかし、英雄達を憧れを抱く者たちは後を絶たず、その者達が巡礼の地としてアウディーダを訪れるようになっていく。
この風潮もニアーティックはあまり快く思っていなかったが、それが平和を願う心に通じるならばとしぶしぶ納得していたようである。
後の世でも、ヒコとアクレが決闘を演じ、大陸戦争の終端を迎えた地として、訪れる者は後を絶たなかった。

関連年表

統一暦１０５６年：アウディーダの決闘。