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ラーイズン・ニナル

[ラーイズン・ニナル]

統一暦907〜967年
ロマーズ十二魔法士の一人。幼い頃から高い能力を持ち、若い頃に十二魔法士になった人物。そのためか世間知らずな面がある。自身の能力に自信があったが思うように十二魔法士の中で確固たる地位を築けずにいたところでハリ・ルーヒに出会い、ハリが十二魔法士の長になれば自分にも高い地位を約束されそれに協力することになる。
ハリが長になった後には腹心としての地位を得ることになった。しかし、ハリがトマーズロマーズの合併をすることを企んでいることを知り、それによりラーイズンの地位が奪われる可能性があると吹き込まれ、ハリの殺害を謀る。

生い立ち

幼少の頃より誰に習うことなく基礎的な魔法を使いこなしており、魔法の天才と呼ばれることもあった。周囲には大人になったら十二魔法士になるのではないかと噂されていた。本人もその自覚があったようで選ばれた才能のある自分が選ばれた人間になることは当然だと考えていた。
10歳の時にはその噂は王宮まで届いており、当時の十二魔法士の長であったクウド・ラスンが直々にその能力を見極めることになった。
クウドはその能力の高さに関心を示し、そのままラーイズンを弟子にする。
クウドの弟子になってから更にその才能を開花させたラーイズンは15歳の若さで十二魔法士に選ばれることになる。

十二魔法士として

十二魔法士になることは選ばれた一握りの人間になることだと信じていたラーイズンは自分が選ばれることは当然のことだと考えていた。しかし、そこで初めてラーイズンは十二魔法士と呼ばれる存在が強力な魔力を持つ者を国の監視下に置くための制度であることに気がつく。長と呼ばれる地位まで上り詰めれば国政に多少ならずとも関わることが出来たがそれ以外はさほど重要とも思えない地位を適当に割り当てられるだけであった。当初は選ばれた人間であるはずの自分はやがては長となることを疑わなかったラーイズンであるが年齢を重ねるごとにそれが現実になるのかと不安に感じるようになる。

ハリ・ルーヒとの出会い

そんなときに出会ったのがハリであった。年齢を重ねて十二魔法士になったハリをラーイズンは見下していた面があった。十二魔法士は才能のみでなるものであると考えていたからだった。しかし、そんなラーイズンに対してハリの方が近づいていったのはハリの方からだった。硬骨なハリが年齢の若く世間知らずのラーイズンを手名付けるのに時間はかからなかった。ハリは自身が十二魔法士の長になってその地位を譲るという話をラーイズンに持ちかけた。ラーイズンはハリの言葉を信じ協力をするのだった。ラーイズンの協力もあり、ハリは長になりその体制を磐石の物にすることに成功する。
しかし、この後、王殺しの事件十二魔法士の反乱などが相相次ぎ更にハリの権力は強まっていく。少なからず不安を感じ始めたラーイズンの下に訪れたのはハリのことを疎ましく思い始めたトマーズ国王シエフ・スファイアであった。シエフはハリが国を裏切っていることを告げこのままで行くとラーイズンの地位すら危うくなると吹き込まれる。そして、それを止めるにはハリを殺害してラーイズンが長になるしかないと言いくるめられる。ラーイズンはハリが国を裏切ろうとしていた事実を公にし、売国奴としてハリを処刑する。しかし、このことがロマーズの混乱をあおることになり、最終的にはロマーズはトマーズによって滅ぼされてしまう。結局、ラーイズンは長になることが出来ずにその生涯を閉じる。


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