ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

オイ・スー

[オイ・スー]

統一暦927年〜1026年
ガラ・シオノフと共にアクレ・ウィンドウの側近であった人物。
ロマーズの近衛隊の副隊長であったが王殺しの事件の際にはアクレには加担していない。しかし、逃亡するアクレに丸め込まれてしまい仲間にさせられてしまう。
以来、しぶしぶながらアクレと行動を共にすることになる。
野心家であり、目的のためには手段を選ばない面も見受けられるが、自分で決めたルールだけは守るという人物である。アクレはその点を特に評価しており、ガラと同列で信頼できる仲間と語っている。

生い立ち

両親は共にロマーズの名の通った貴族であり名家と言える家に生まれ育った。本人の才もあり、同じ年齢ぐらいの者の中では1,2を争う知識を持ち、剣や魔法にも通じていた。10代後半になると、親の希望もあり近衛隊を目指すことになると、いっそう剣の稽古に励みその実力を世間に認めさせるまでになる。この頃から魔法に興味を示さなくなる。当時、魔法の家庭教師をしていた者の中にはこのまま魔法を勉強を続ければ十二魔法士の一人になれたかもしれないと言っていたとされる。この頃から自身の野心に気付いていたオイは十二魔法士になり不自由な身分になれば出世もままならないと考えていたふしがある。
才能と家柄に恵まれていたオイは統一暦945年18歳の若さで近衛隊に入隊を果たし、4年後の統一暦949年22歳で当時最年少の副隊長に任命される。次の隊長の第一候補と噂されることもあった。

アクレとの出会い

統一暦951年アクレが近衛隊に入隊したことがそれまでのオイの人生を一変させる。オイはアクレに最初にあった瞬間に自分とは決定的に違う何かを感じていた。それは剣の腕や家柄といったものとは全く別なものでオイ自身は畏れの差と言っていた。ただ剣を交えるだけであれば、アクレに負けることはないと考えていたが、決定的な何かで絶対にかなわないということを感じていた。
アクレは3年足らずで隊長にまで上り詰めオイの上司という立場になった。それでも野心を抑えることができなかったオイは、アクレがいつの日にかミスを起こすことを願っていた。そのミスに乗じてアクレを処罰することができれば自分に再びチャンスがめぐってくると考えていた。そんな中、王殺しの事件が発生した。目の前で王の殺害を目撃したオイは瞬時にアクレが失脚することを思って心の中で喜んだ。
すぐさまアクレを追い、屋上まで追い詰めるがアクレに、自分を倒しても副隊長が何の責任も追わないことはありえないと言いくるめられ、アクレの逃亡を助けてしまい、そのままアクレの仲間になってしまう。

その後

アクレの仲間になって以後、しぶしぶながらアクレに付き従っていく。
誠実なガラとは全く正反対の性格であり、そのために裏工作などガラにはできない仕事を任されることが多かった。中でも降臨魔法を得たアクレがその力を制御できなくなった場合に自身を殺すように頼んだという話は有名な話である。アクレは記録に残されているだけで2度、力が暴走しそうになっていたがそのうちの1度はオイの手によって瀕死の状態にまで追い込まれている。
結果的に生涯の大半をアクレと共に行動することになり、アクレの側近としてガラと共に名前を残している。
晩年、100歳まで生きると豪語していたが統一暦1026年99歳で息を引き取る。その死の直前までアクレと共に行動を共にしていた。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved