ピァ・ロー
[ピァ・ロー]
風に宿る精霊。風のように姿を見せることなく存在している。特徴
風に宿る精霊。風のように普段は姿を見せることなく存在している。風のように気まぐれで悪戯好きとされている。姿を消して、悪戯をすることが好きであるため、突風が吹くとピァ・ローが悪戯をしたという表現をすることもある。ただし、実際にピァ・ローが悪戯をしている場面に遭遇することは稀である。その力を利用することで空を飛ぶことも可能になると云われるが、気まぐれな風の精霊を制御することは難しくそれを実行することは難しい。
制御することができれば、高速に移動することも可能であったといわれる。
羽を持つ獣人や魔物の中にはその力を利用するものも多い。羽を持っているものに対しては比較的容易に扱うことが出来るとも云われている。
基本的には、空気があるところには、どこにでもいる存在であるが、どこにでもいる存在であるために、そのことが当たり前であり、あまり意識されることはない。そのため、水の精霊メテ・メ、火の精霊ファ・ファーンのように広く信仰されているわけではない。
土の精霊トゥ・トアとは正反対の力を持つように思われるが、共に存在する力として相性が良いとされている。
荒天の元
姿を見せないために普段は意識されることは少ないが、天候が荒れた時に意識されることが多く、その場合、天候が悪くなった原因とされることが多い。多くの場合、自然現象であり、風の精霊の力ではどうにもできない場合が多い。それでも特定の地域では、時期によって嵐や竜巻が多くなることに対して、風の精霊ピァ・ローを鎮める儀式を行うことで沈静化させようとする所もある。
こういった儀式が始まったのは、ナン大陸にあったという風の巣で、風の精霊ピァ・ローと風の魔と呼ばれる魔物が争ったことが原因であるとされている。
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