ムービン

[ムービン]

神魔法の４種の基本魔法のひとつ。瞬間移動を実現する魔法。

瞬間移動

神魔法の４種の基本魔法のひとつであり、神が備え持っている瞬間移動を実現する魔法である。神の瞬間移動は、制限はなく、どこでもすぐに移動できるとされているが、ムービンの魔法では、扱う魔法士の技量により様々である。
一般的には目に入る範囲に移動できるとされているが、高位な魔法士の中には大陸間を移動できる者もいたとされている。
わずかな距離しか移動できない魔法士もいて、歩いた方が早いとされることもある。
この魔法を戦闘で活かす者もいるが、その場合、逃走するための手段として遠くに行く場合と、相手を背後から攻撃するようにわずかに移動するために使う者もいたという。

大陸間移動

古代王国の時代には、大陸間を行き来するための手段として、ごく普通にムービンの魔法が使われていたとも言われている。ただし、誰もがそれだけの魔法を扱えたわけではなく、ムービンの魔法を封じ込めた門、ムービンゲートを使用していたとされる。
古代王国の崩壊と共に失われた物のひとつとされているが、いくつか遺跡として発見されている。稼動したという例はごく稀にあり、記録に残されている物でも統一暦１５００年頃に使う者がいたと言われている。

戦闘での使い方

戦闘で用いられる場合、多くの魔法士は逃げるための手段として用いる事が多いが、魔法を使うための時間が他の魔法に比べてかかる事や慌てて予期せぬ場所に移動してしまうなどの失敗も多かったという。
素早さを武器にした戦士などはこの魔法を別の形で戦闘に応用しようと考えることもある。相手の背後から攻撃するような手段として有効だと考えるのであった。しかし、微妙な精度を求める事は難しく使いこなせる者はごくわずかであったたという。

関連年表