ガワマ・パ・セ
[ガワマ・パ・セ]
統一暦588?〜616年クリスタルスであったと言われる者。
生い立ち
生まれた詳細に関しては謎に包まれている部分が多いとされる。後にクリスタルスの力が目覚めた時に、災いとされ恐れられたことから、その存在が無かったことにされていたためである。数少ない情報の中には生まれた直後に、お守りとして与えられた集魔石を、触っただけで砂にしてしまったという。また、周囲にある花を瞬く間に枯らせて、不気味がられていたともいう。目覚め
不気味がられていたこともあり、こそこそ隠れて生活をしていたと言われている。しかし、自分の中に眠る力が少しずつ目覚めていくのも感じる。それは例えると渇きに似ていたという。その渇きが癒されるのが、集魔石に触れた時であることを知ったガワマは、集魔石を探し求めるようになる。それと同時に自分の力がまた強くなっていくことを感じていく。そして、次第に凶暴化していくガワマは化け物と呼ばれるようになっていく。やがては魔物となるのではと恐れられる存在になるが、その力に敵う物は現れなかった。恐れながら何も対処することは出来なかったが、ある時、突然、ガワマの体は崩れ始めてしまう。蓄え過ぎた力を体が支えきれなくなってしまったためである。こうして、クリスタルスの恐れを周囲に巻き起こしただけで、ガワマは若くして命を落とすことになる。本当の事
ガワマの生涯を通しての出来事は、幼少の時に関わらず、後に誇張され歪められたことが多いと考えられている。事実として確認できることは、ガワマがクリスタルスであったこと、それによって周囲に恐れを生み出したこと、クリスタルスの力が暴走して破滅的な最期を迎えたことだけである。実際のところは、ごく平凡な若者がある時、突然、クリスタルスの力に目覚め、恐れられ、その力によって最期を迎えたというのが、本来のあるべき姿ではなかったかと思う研究者は多い。
関連年表
統一暦588年?:ガワマ・パ・セ、生誕。統一暦616年:ガワマ・パ・セ、死去。
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved