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白の光

[シロノヒカリ]

竜使いであるトライ・ポイントの使役していた

光る体

常に白く輝く体を持っていた龍。その光には癒しの力が含まれていて、近くにいる者の怪我や病気を徐々に治すと言われている。この力を利用した回復の魔法や補助の魔法も得意だったといわれている。

目立つ体

その体ゆえに常に敵に狙われることが多かったという。そのため、暗い洞窟の中で誰にも見つからないようにひっそりと暮らしていたという。そこを訪れたのが、ソシイヤ・スアであった。竜使いであったソシイヤは癒しの力を持つ龍の話を聞き、その力を得たいと考えたのだった。白の光は自らを傷つける者が現れたと警戒心を抱いたが、繰り返される白の光の攻撃を一切反撃することなく受け止めた姿に心動かされ、ソシイヤの龍となる事を決める。

運命の出会い

ソシイヤの龍となった白の光は、ソシイヤと共にソシイヤの故郷の村を守ることをその役割とした。そんな村に訪れたのが、トライ・ポイントであった。トライは自分の使役する龍を探し求めて旅を続けていた竜使いであった。たまたま、村を守る戦いを見たトライはその手助けをするためにしばらくの間、村に留まることになる。
ソシイヤ以外の竜使いの存在に警戒心を抱いていた白の光であったが、何度か戦いを共にするうちに心を許していく。幾度かの戦いの後、魔物から村を守るためには、魔物を退治したほうが良いとトライが提案をしてきた。ソシイヤは危険性が高いとこの提案に反論するが、白の光はトライの意見が正しいと考え、それに賛同する。結局、ソシイヤはその戦いに参加することなく、白の光はこの戦いで初めてトライに従うことになる。
この戦いのトライと白の光の活躍は目を見張る物があったといわれ、後々まで語り継がれることになったという。そして、白の光はトライこそが本来自分が仕えるべき竜使いではないかと考えるようになったという。トライが村を旅立つ時には、その別れを惜しみ、その姿を見たソシイヤはしぶしぶ白の光と共にトライに同行する事を決める。この旅の途中、トライと白の光の活躍を目の当たりにしたソシイヤは、白の光の事を考え、トライに白の光を従えるように頼んだという。
白の光は自分の身勝手さを思いながらも、トライに従える事を喜んだという。後に、この出来事をきっかけにトライとソシイヤの仲が深まり、結婚し、子を成すに至ったことで白の光も救われた思いがあったといわれている。

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