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クリスタルスの日記

[クリスタルスノニッキ]

統一暦1308年にソムニアム・ムムスカラツキの名を騙って書いた本。望まずしてクリスタルスになってしまった男の悲喜劇が描かれている。

クリスタルスの正体

ソムニアムがクリスタルスの日記で書きたかったのはクリスタルスとは何かということであった。当時、クリスタルスという言葉は世間的にはあまり一般的なものではなかった。そこで、本を書くことに決めたソムニアムはクリスタルスを世に知らしめるための本を書くことにした。ソムニアムがこの言葉を世に広めたことから、クリスタルスという言葉をソムニアムが考えたと思われることも多いがこの言葉自体は古くからあると言われている。
物語は主人公の夢から始まる。その夢の中で男は何かの存在からクリスタルスになるべく力を押し付けられてしまう。男は何か面倒なことが起こるのではないかとそれを拒否しようとするが、それができないまま目を覚ます。目が覚めた男は、すべてが夢であったことにほっとするが、ふとしたきっかけで自分がクリスタルスになってしまったことに気がつく。そこからクリスタルスになってしまった男の悲喜劇が描かれている。
最終的に、男はクリスタルスの力が必要なものか不必要なのか激しく悩み、物語は終わりを迎える。

偽者の本

自称、インテリな詐欺師であったソムニアムは、カラツキの名を騙っていた。カラツキは冒険家であり、歴史家であることが知られていたか、公の場に姿を現すことがほとんど無かったため、その真実の姿を知る者がほとんどいなかったため、それがばれることはなかった。そして、ソムニアム自身もばれることはないと考えていた。そんな、ソムニアムが騙した初老の男イクタ・ラカに本を書くように促されて、ソムニアムがその気になって書いたのがクリスタルスの日記である。
当初は、カラツキが出した本だと歴史書という扱いであったが、その内容は文学的で、文学作品だと評価されるようになる。文学作品としての評価が高まると、カラツキが書いた本というだけではなく、正当に高い評価が付けられていったという。
この評価に驚いたソムニアムは、クリスタルスの日記はカラツキではなく偽物である自分が書いた物だと主張するが、すぐには受け入れられなかった。3年後、カラツキがその本が自分の本ではないと明らかにするまでは、偽者が書いた本とは認められなかった。それ以後、偽者の本として世に出回るが、評価が下がることはなかったという。

関連年表

統一暦1308年:クリスタルスの日記、ソムニアム・ムムスがカラツキの名を騙って書かれる。
統一暦1311年:クリスタルスの日記、カラツキが自分の著書でないことを明らかにする。


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