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イクタ・ラカ

[イクタ・ラカ]

統一暦1253年?〜1311年?
カラツキの名を騙ったソムニアム・ムムスに騙されて初老の男。ソムニアムがカラツキの名を騙って本を書くきっかけを作った者でもある。

生い立ち

一般人であるためかその詳細な生い立ちに関しては分からない点が多い。両親の都合により各地を転々としていた、幼い時に家を飛び出した、昔からそのあたりに住んでいたなど、様々な事が語られているが、その詳細ははっきりとしていない。
はっきりとした記録が残されているのは、ソムニアムと関わっていたという時期だけである。

良い人

イクタに関しては、総じて性格が穏やかで大人しい者であったといわれる。周囲の評価は普通より高かったがそれだけで取り立てたところも無かったという。詐欺師であったソムニアムが騙すにはうってつけの者であったといえる。
ソムニアムが、イクタの元を訪れたのは、たまたまであった。お金に困っていたソムニアムは一夜の宿を求めてイクタの元を訪れた。純朴そうな人柄に触れて、ソムニアムはこれなら軽く騙せそうだと考えたようである。ソムニアムは、カラツキの名を騙って詐欺師をしていたが、誤算としては、イクタがカラツキの名前を知らなかったことである。
それでも、有名な歴史家であることを信じ込ませることにはすぐに成功したらしい。ソムニアムはそこで、旅の資金をいくらか騙し取ってすぐに去ろうとしたが、イクタが熱心に話を聞きたいと言い出したことから、しばらくやっかいになることにしたという。イクタはその間、ソムニアムが語った嘘の歴史話を興味深く聞いたという。
その内にイクタは、その話を本に書くべきだと言い出すようになる。ソムニアムは自分が認められたと思うと得意気にその提案に乗ってしまう。こうしてソムニアムはその本、クリスタルスの日記を書き終えるまでイクタの世話になったという。
本が書き終わるとイクタはその本の出来に感心し、ソムニアムの世話を出来た事を感謝したという。

ある説

イクタに関しては興味深い説がひとつ残されている。それはイクタが実はカラツキが世を忍ぶ仮の姿のひとつだったというものである。カラツキを騙るソムニアムに興味を覚えてからかったというものである。そのため、生い立ちなど不明な点が多いのではないかというものである。死去したという言われている年がカラツキがクリスタルスの日記が自書でないことを明らかにしている点もそれを裏付けているとも言われている。

関連年表

統一暦1253年?:イクタ・ラカ、生誕。
統一暦1311年?:イクタ・ラカ、死去。


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