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ルーヘル・アロ

[ルーヘル・アロ]

統一暦1638〜1688年
ルールアロの初代国王。エレドアロを作り上げたエレヌド・アロの兄としても知られている。

生い立ち

幼い頃に両親を亡くし弟エレヌドと共に貧しい子供時代を過ごしている。この時のことは言葉にするのも嫌になるほど辛かったという。それでも、自分を頼りにしている弟を守らなければいけないという思いだけで生き残ったという。
ルーヘルのその必死に生きる姿に共感した大人たちの助けもあり、ルーヘルは立派な成人へと成長していく。やがて、リーダーとしての素質があったのか、自分達と同じような境遇の者たちをまとめあげて共に生きていくことになる。この頃、後にルーヘルの腹心と呼ばれることになったメイロ・パルと出会っている。

夢見た事

この頃、新興国として現れたリズイエルが急激に勢力を拡大していた。しかし、リズイエルの王であるトナモザ・カーブの強引な手法に反発する声も各地で上がっていた。それに対抗するために、ルーヘルは国を立ち上げることを画策する。しかし、勢いづくリズイエルを簡単に止めることは出来ないと考えたルーヘルは、メイロと共にひとつの案を思いつく。それは、二つの国を同時に立ち上げて、リズイエルと戦うというものであった。
ここで問題になったのが、もうひとつの国を誰に任すかということであった。腹心であるメイロを王にするのが妥当だと考えられたが、最終的には弟であるエレヌドに決まった。エレヌドはルーヘルの弟として活躍していたことは知られていたが、それ以外の評価が高かったわけではなく、それは意外な提案であるように思えた。
後に、メイロが裏切ることを心配したルーヘルがエレヌドに決めたといわれている。これに対して、メイロは、エレヌドを王にすることを決めたのは、ルーヘルとメイロの二人の提案であることを強調し、メイロが王になった場合、周囲がメイロがいつか裏切るのではないかと疑いを持つことを恐れたためであると言っている。
しかし、結局エレヌドは一部の者たちの説得に時間がかかり、同時に両国を立ち上げるという計画は失敗し、ルールアロ、エレドアロは確固撃破されてしまうことになる。

腹心の言葉

ルーヘルはエレヌドを王にしようとした事が間違っていなかったかについて激しく悩んだという。それに対して腹心であったメイロは、エレヌドを王にしようとしたことは間違いではない、間違っていたのは、誰かを王にしてもうひとつの国を作ろうとした事、トナモザであれば、すべてひとりでやったであろうと言っている。
メイロは、リズイエルに敗れた後、トナモザに謁見し、自分達がいかに凡人であったかを思い知らされたのだった。
この言葉にルーヘルは、自分が優れていた者であったと勘違いしていたことに気がつき、無気力な日々を過ごすようになっていた。弟エレヌドが再起をかけて戦う事を提案してもそれに応じることはなかったという。

関連年表

統一暦1638年:ルーヘル・アロ、生誕。
統一暦1666年:ルーヘル・アロ、ルールアロ建国。
統一暦1688年:ルーヘル・アロ、死去。


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