ルト・エル
[ルト・エル]
統一暦50?〜100?年シピ・レンジと共にノーヤの書を作り、自分達の記録を残した者。
生い立ち
特別に何かを成し遂げたりしたわけではないため、歴史上の記録としては皆無に等しいそのため、詳しい生い立ちは分かっていない。生年、没年共に不明で、ノーヤの書に残された記録のみで大まかに判断されているに過ぎない。その記録によれば、大まかに言えばその時代の平均的な家庭に生まれた。子どもの頃から独立心が強かったようで、一人で働けるようになるとさっさと家を飛び出すと、冒険家になることを夢見て鉱山などで働いて資金をためていたようである。
冒険家への夢
鉱山で昼夜を問わず働いてルトはそこで巨大な記録石のラヤハスの石を発見する。記録石はそれなりの価値のあるもので、それを独り占めすればある程度の金を得ることが出来ると考えたルトであったが、それを外に持ち出す方法が考え付かなかった。数日間、ルトは考え続けていたが、妙案は浮かばなかった。そんな時に出会ったのが、シピであった。シピは空間魔法の力が封じ込められているテシパルの紙を手に入れたがその使い道に困っていた。ルトはその力を使えばラヤハスの石を外に持ち出せるとして、その力を借りることにする。
そして、ラヤハスの石とテシパルの紙を組み合わせてノーヤの書を作り出す。
ルトの憂鬱
ラヤハスの石を売り払って金を作り出そうと考えていたルトであったが、自分が最初に発見した記念の物だと考えるようになり、売ることにためらいを覚えた。結局、売ることはせずにもう一度、働いて金を作ろうとする。この金を当てにしていたシピは、そのことを非難したがルトに頼み込まれてしぶしぶ納得したようである。
しかし、このことが結局裏目に出る事になる。
ルトは必死に働いて金を作っていったが、金づかいの粗いシピが造った借金を返済するために、その金を使わざる負えない状況が続いてしまった。そして、その状況がノーヤの書に記録されることになる。
結果、ルトはシピを見限ることが出来ず、更にノーヤの書を手放すことも出来ずに終わってしまった。
関連年表
統一暦50?年:ルト・エル、生誕。統一暦100?年:ルト・エル、死去。
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved