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ノーヤの書

[ノーヤノショ]

巨大な記録石ラヤハスの石空間魔法が秘められたテシパルの紙で作られた書物を模した道具。ルト・エルシピ・レンジが制作し自分達自身のことを記録として残した。

ふたつを合わせた物

書物となっているが、見た目が書物の形をしているだけで文字や絵が描かれている物ではない。実際には、空間魔法により巨大な空間が封じ込められているテシパルの紙の中に、巨大な記録石であるラヤハスの石を入れ込んだだけの物である。
ラヤハスの石を発見したルトとテシパルの紙を手に入れたシピが、偶然出会い、各々の物をどう活用するかを考えたときに合わせることを思いついた。
ルトは冒険家になることを夢見ていたこともあり、自分の冒険譚を記録するという意味合いを持たせるために、書という名称を付けたといわれている。
記録をするときには、書の中に入りこみ、ラヤハスの石に記録するという方法で行われる。

記録された物

ルトは冒険家となることを目指していたが、元手となる金銭に不自由していた。そのため、必死になって働いていたという。ラヤハスの石を発見するきっかけとなった鉱山での労働も、鉱山で働けば金になるという話を聞きつけたからである。
ルトは自分の冒険譚をノーヤの書に記録する予定だった。しかし、結局、お金を貯めてもそれを使わざる状況に陥ることが多くなり、冒険に出掛けることはできなかった。
ちなみに、貯めたお金を使わざる状況に陥らせるのは大概、シピの不祥事であった。シピが飲んで作った借金の清算などに使われていた。
そのため、ルトの冒険譚が記録されることはなく、ルトとシピのごく平凡な日常とそんな日常に対する愚痴だけが記録されていた。

歴史的評価

記録物の内容に関しては、それほど意味があるとは思われていない。一部の学者が当時の生活を知る貴重な資料だという物もいたが、ルトとシピが暮らしていた時代に関する記録はたくさんあったため目新しい発見という物はなかった。
注目されたのは、テシパルの紙に込められた空間魔法の力である。禁じられた魔法である空間魔法の力は現存している物が限られているために重要な研究対象物となっていた。
このことに関してはある疑問点があげられている。二人が生きていた時代でも空間魔法に関する研究は行われていたはずで、テシパルの紙が重要な物であることはわかっていたはずである。なのに二人はこれを元に金を作ろうとはしなかった。特にシピは金銭的に困っていたはずなのにそうしなかった理由があきらかにされていない。


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