竜の紋章

[リュウノモンショウ]

竜使いの聖地と呼ばれるミリドーラで修行を達成した物が得られる紋章。広く竜使いの証となる。

化石の欠片

竜使いの聖地と呼ばれるミリドーラで修行を達成した物が得られる紋章。ミリドーラを守っているといわれ、最初の竜使いと呼ばれたミヤーム・ラムが使役していた３体の龍、ワイズドーラ、ラックドーラ、パワドーラの化石から作られる。
この化石の欠片３つを組み合わせて作られる。三角形になるように組み合わせて作られるのが基本であるが、その形に特に意味がある訳ではないことから、自由に組み合わせる者もいるといい。組み合わせないでばらばらの状態でひとまとめにしたり、加工し円形や四角形にする者もいたという。
それぞれの欠片には、それぞれの龍の力が僅かながら宿っているとさえ、装備者の知恵、運、力の能力を僅かに上げるといわれている。また、龍に対して畏怖を与える力もあるとされ、龍を従える力が増すといわれている。

竜使いの証明

竜使いの証明となる物である。竜使いは広く尊敬の念を受けていることから、その紋章を持っていることで優遇されることが多い。国によっては国賓級の扱いをされることがあるという。
また、竜使いの接客をしたことは名誉と考える者が多く、宿屋などを無料で止まれたり、武器屋や道具屋などで値引きをしてもらえることもあるという。ただし、概ねそういったことはその店の主人の好意であるため、当然のことだと思っていると恥をかく場合もあるので注意が必要である。
また、その価値が高いために稀に竜の紋章を狙おうとする者も現れるという。ただし、竜使いにとって竜の紋章を奪われることは、万死に値することであるために、盗むことは難しいとされる。
竜使いであり、竜の紋章を盗まれたレベリラ・ハユハは、紋章を取り戻すために、怒りに身を任せ、４つの盗賊団を壊滅させたという話も残されている。
竜使いを証明する物ではあるが、竜使いが必ずしも持っていなければいけないものではなく、自分の力に自身があり、それをわざわざ他者に証明する必要がないと考える者もいた。孤高の竜使いと呼ばれたソニネス・ボカなどは必要の無いものだとして、紋章を得ようとはしなかった。

関連年表