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ゼミアス・ビー

[ゼミアス・ビー]

統一暦79〜137年
キリ・ヌガロスに死の呪いをかけた者として知られている魔法士。呪いはヌガロスの冠によって遮られ、ゼミアス自身の死によって解けてしまう。

生い立ち

親は小金持ちの成金で見栄っ張りであった。そのため、子供の頃から、自分の望みのまま、我侭に育てられた。何かが欲しい、何処かにいきたい、あれがやりたいなど、ほとんどの願望が叶えられたと言われる。
しかし、その全てを叶えるのに十分なお金を親が持っていなく、最終的には見栄を張り、人を騙し、借金を積み重ねてしまい、破産状態に追い込まれた。その結果、夜逃げ同然であちこちを逃げ回るような暮らしをしていた。
その結果、ゼミアスが得たのは、我侭で、金銭にがめつく、物に対しての執着が並ではなく、嫉妬深く、支配欲が強いという性格である。
もうひとつ、得ていたのは魔法士としての素養である。まだ、ゼミアスの家がある程度、裕福だった時代に、それでも親が見栄のために、ゼミアスに魔法を習わせていたのだった。魔法の習得は他の子供と比べても良いほうだったが、ゼミアス自身がその他のお金がかかることに興味を持ったので、ちゃんとした魔法士とはなっていない。

得た手段

こういった自らの欲望を叶えるためにゼミアスが目指したのもまた歪んだ方法であった。幼い頃に習っていた魔法の知識の中に、危険だが見返りが大きい呪いがあることを思い出し、それを利用することを思いつく。
ただし、ゼミアスは呪いに関して、全てを正確に理解していたわけではなく、その危険性に関してはあまり把握していなかった。
魔法士の能力は、思っていた以上にあったようで、この呪いを武器に成功を積み重ねていく。呪いを使っていたためか、成功を積み重ねていくたびにその性格は更に歪んでいったと言われる。
そんな時に出会ったのが、キリである。若い職人であるキリに興味を持ったゼミアスは魔力を高めるための装備を依頼する。そして、完成したのがダラシアドの首飾りである。
この首飾りの出来に満足したゼミアスは同時に、これ以降、キリが作り出す物に勝手に嫉妬するという歪んだ思いを持つ。
その結果、ゼミアスはキリに死の呪いをかけてしまう。統一暦127年の事である。
この呪いは、キリが作り出したヌガロスの冠によって遮られてしまうが、それにもめげず、およそ10年間、キリを呪い続けた。
しかし、呪いが達成される前にゼミアスは命を落としてしまう。ゼミアスからの呪いは終わったはずであるが、ゼミアスの死の直後、キリもまた命を落とす。このため、ゼミアスは自らの命をかけて呪いをかけたのではないかといわれることもある。

関連年表

統一暦79年:ゼミアス・ビー、生誕。
統一暦127年:ゼミアス・ビー、キリ・ヌガロスに呪いをかける。
統一暦137年:ゼミアス・ビー、死去。


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