不死龍
[フシリュウ]
死した龍に生命が宿った不死族の魔物。古代王国時代、魔法生物の贋龍を作ろうとして、失敗した結果、多数生まれている。
死なずの龍
死した龍に、何らかの原因により生命が宿った不死族の魔物。元々、龍は生命力が強く、攻撃力が高く、知性が高いことで知られているが、不死龍となったことで、生命力と攻撃力は増しているが、知性は大幅に低下している。そのため、意思疎通を取ることが困難になり、生前は使えていた魔法の力などは失っていることが多い。
不死族全般の共通点でもあるが、生命力が増しており、痛みに関する感覚が鈍いので、自分の肉体を完全に失うまで攻撃を仕掛けてくるので注意が必要である。
失敗作
古代王国の時代、魔法生物である贋龍を作り出そうという試みが行われる。しかし、贋龍を作り出すための核となるものとして、龍の牙や爪などを利用したが上手くいかずに失敗してしまう。その失敗の結果、不死龍が多数生まれることになる。大概の実験では贋龍を一体ずつ作ろうとしていたので仮に失敗してもすぐに退治したり、万が一それが出来ない場合でも、一体ぐらいであれば逃がしてしまっても影響は少なかった。
しかし、ベァ・サガは数十から数百体の贋龍を同時に作り出そうとして失敗してしまい、それだけの数の不死龍を作り出してしまっている。
ベァは作り出してしまった不死龍を全て退治しようと旅に出る。旅の結果、百体は倒したとベァは言い残しているが、全てを退治することはできなかった。
不死龍ではあるが、実験の過程で生まれた物であるため、出来の悪い物も多く、時間の経過と共に徐々にその数を減らしていて、統一暦後には幻獣と同程度の数にまで減っていたと考えられている。
しかし、不死龍を作り出すためには、膨大な魔力が必要となるため、統一暦以後の時代で生まれた物は少ないと考えられていて、存在する不死龍の大部分は古代王国の時代に生まれた物の生き残りであると考えられている。
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