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バーバ・イドセ

[バーバ・イドセ]

統一暦1502〜1589年。
ゾルフ族の事を知るためにセーブイの森を探索した人物で、その住処を探り当て住み付き、遂にはゾルフ族のラティミア・ミアと結ばれ子を生している。

生い立ち

ゾルフ族が住んでいたセーブイの森の近くにあるセーブイアンに生まれる。幼少の頃よりセーブイの森は深く、危険な魔物が出ると森に入ることを禁止されていた。
好奇心が強かったバーバはそういった言葉で余計にセーブイの森に興味を持つようになる。
8歳の頃、森の近くで遊んでいたバーバは森の中に動くものを見つけると、そのまま森の中に入ってしまう。
森の中に入ってすぐにバーバは追いかけていた物を見失ってしまい、更に帰りの道も分からなくなってしまう。急に心細くなったバーバは泣き出してしまう。
その泣き声が回りに響くとすぐに、バーバの目の前に狼のような動くものが現れた。バーバはその姿に安心して、導かれるようにして森の外へと誘われる。こうして無事にバーバは森の外へと出ることができた。
数年後、バーバはゾルフ族という獣人が森の中に住んでいることを知る。森で迷った時に、自分を森の外に連れ出してくれたのがゾルフ族だという確信を持ったバーバは、ゾルフ族に対して強い興味を抱くようになる。

森の調査

セーブイの森にゾルフ族が住んでいることはセーブイアンに住むものにとっては当たり前のことであり、ゾルフ族が直接的に自分達に対して敵対心を抱いていないことはわかっていた。しかし、その実体があまり知られていない上に獣人ということもあり、その縄張りに入ることで襲われるのではないかという漠然とした不安は抱いていた。
幼少の頃、ゾルフ族に助けられたバーバはお互いを理解するために交流を重ねる必要があるのではないかと考える。そして、出した結論がゾルフ族を知るためにセーブイ森を探索することであった。
統一暦1526年、バーバはセーブイの森の調査を始める。秘境とも呼ばれるセーブイの森の調査は困難なものであった。森の奥に入り込むと日の位置も定かではなくなるため方向感覚を失わせてしまう。しかし、不思議なことに遭難することはなく、動物の鳴き声や物音などを頼りにすると森の外へと出ることは出来た。
最初は偶然だとバーバは考えていたが、幾度か重なるうちにそれはゾルフ族が森で迷った人を助けるために行っているのではないかという考えに至る。
そこでその誘いとはあえて逆に向かうことで森の奥へと進むことに成功し、ついにゾルフ族の住処へとたどり着いた。
そこで待っていたのは温かい出迎えだった。住処に近づけないために森の外へ追い出そうとしていたのではないかと考えていたバーバは村にたどり着いても追い出されるのではないかという不安を持っていたバーバにとって予想していないことであった。

共生

バーバはゾルフ族との理解を深めたいとそこで生活をしたいと申し出る。この件もあっさりと受け入れられる。その際に世話係としてラティミアと出会う。
ゾルフ族と暮らしていく中で、ラティミアとの関係も深まり、二人は結ばれ子を生すに至る。ゾルフ族はこれらの出来事にも心から応援して祝福してくれた。
統一暦1538年、バーバは森で迷うメピロ・スィードに出会う。メピロは急用のために近道となる森の中を通ろうとして道に迷っていた。バーバはメピロを道案内し、メピロを助けた。
この経験が元になり、バーバはゾルフ族と森の外との交流を積極的に進めた方がいいのではないかと考えるようになり、そのための活動を積極的に行うようになる。
後にゾルフ族は世界の各地へと拡がることになるが、バーバのこの活動がその一助になったことは否定できない。


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