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リーアス・ゴズ

[リーアス・ゴズ]

統一暦929年〜992年。
アストインバーグの宮廷文士。
最高位は宮廷七位。
イツシ・キノカの師としても有名。

生い立ち

リーアスの生い立ちは不明な部分が多い。これはリーアス自身が生い立ちに関して多くを語ろうとしなかったためである。ただ、その理由に関しては、悲惨な生い立ちを語りたくなかった、文士は自身の事を語るものではないと考えていた、語るべきほどのことがなかったなどと言われている。
ただ、リーアスは自身の活躍よりもイツシの師としての方が有名であり、しかも、イツシが有名になったのも後年であったため、当時その生い立ちに関して突き詰める者は誰もいなかった。
出生はイツシと同じオウスタ、もしくはその近辺であったろうと言われている。

文士として

アストインバーグの皇帝が第3代皇帝シオノ・ハタセになると国の方針が内政重視に変更になり、それに伴い文化面での政策も相次いだ。その政策のひとつに宮廷文士の募集があった。その話に興味を持ったリーアスはすぐにそれに応募し、まだ倍率の低かったことも手伝って即座に宮廷文士として採用された。
しかし、才能があったと言うわけではなく、いくつかの作品を発表はしたがそれが評価されることはなかった。
国内の安定と共に宮廷文士の人気は徐々に高まるようになってくると、リーアスは自身の才能に見切りをつけ、宮廷文士を目指す若者を手助けするようになっていった。
リーアス自身の人当たりのよい性格も手伝い、この転進は成功を収めた。そして、宮廷七位という位でありながら、宮廷文士の師という立場を確立することができた。

師として

リーアスは師としてはそれほど多くのことを教えていなかったという。基本的には弟子の書きたいものを書かせるための環境を整え、一言、二言言葉を伝えるだけだったという。このことに関して、リーアスの弟子の中で文士として最も活躍したプートリリ・エスは自作の中でリーアスの言葉としてこう記述している。
才能がある者は、誰の手助け無く、いずれはその才能を引き出すことが出来るだろう。ただ、それに気付くための環境があれば、少しだけ早くその才能を引き出すことができるだろう。才能がない者は、自身の環境が恵まれていないと思う。だから、その環境を整えて自分に何が足りないかを気付かせてあげなければならない。
この意見を厳しいと判断するか、そうでないと判断するかは意見が分かれるが、リーアスが弟子として面倒を見た者の多くが、宮廷文士としての成功、失敗に関わらず、感謝の意を述べているという事実がある。
文士としては芽が出なかった者の中で有名な者としてはイツシの名前がある。


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