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シグラド・ソイエン

[シグラド・ソイエン]

統一暦1833〜1854年
ハウンドアーク建国に至るゼンサの夜会に参加した10人の若者の一人。まっすぐな正義感を持ち弱い人を救うことを夢見た人物。
持ち前の正義感を振りかざして余計なことに首を突っ込んでしまうタイプ。
それが災いしケダ商会の妨害に対して真っ向から立ち向かおうとするが、逆に命を奪われてしまう。

生い立ち

兵士であった父親は厳格な人間で幼いシグラドにも厳しかった。理由がどうであれ間違ったことをした場合には相応の罰を与えていた。幼いシグラドはなぜ父親がそんなに自分に対して厳しいのか理解できなかった。しかし、シグラドに罰を与えたときには同様に自分自身にも罰を与えていたことを母親から聞かされる。シグラドの行いのすべては親である自分の責任であると考えていたのだった。
そのことを聞かされたシグラドは自分自身にさえ厳しい父親に対して尊敬の念を抱くようになり、その父親が信じる正義を自分も信じたいと思うようになる。
そんな父親の影響もありシグラドは正義感にあふれた人間として成長する。困っている人がいると自分の力量を省みずに手助けしようとすることもあり、それで周りを困らせることはあったが、そんな風に育った息子を父親は満足そうに見守っていたという。

ゼンサの夜会から

統一暦1853年、20歳になったシグラドは友人に誘われてゼンサの夜会に参加する。そこでカシ・ウミに出会いその理想に深く共感する。そして、自分が貫くべき正義を実現するために他のメンバーと共に互いの夢のために協力することになる。
シグラドは正直すぎる人間であったために利益を追求する商売には向いていなかった。困っている人がいるのを見ると採算を度外視して安く物を売ってしまうことが多々あったのだった。
このことに関してリーダー格のカシは配置が悪かったといい、商売の中心にいたアヌミ・ノタークも同様のことを言っている。
カシはシグラドのために直接的な商売ではなく困った人を助けるための部門を作りそこを任せるようになる。ここは直接的な利益をもたらすことはなかったがこの部門の善行が宣伝になることを期待したものだった。その思惑を知ってか知らずかシグラドは精力的に活動しそれにより評判をあげることに成功する。

ケダ商会の陰謀

商売が順調に進むに従ってそれを煙たがる存在が現れるそれがケダ商会であった。ケダ商会は風評や脅迫でおとしめようとした。このやり方に対して無視するようにカシは言っていたが正義感の塊であるシグラドには納得がいかなかった。その妨害が徐々にひどくなっていきいよいよ直接的な被害を受けるようになってシグラドは決意する。
自身の正義を貫くため単身ケダ商会に乗り込んだのだった。そこでシグラドはケダ商会に雇われたハナギ・ススによって命を奪われてしまう。更にそのことをシグラドが逆恨みでケダ商会に襲撃に来たと吹聴される。そして、後にこの出来事がゼンサの夜会のメンバーの商売がつぶされるきっかけとなってしまう。


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