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ゼンサの夜会

[ゼンサノヤカイ]

統一暦1850年代にゼンサで開かれていた夜会。この時代世界中で夜会を開催することが流行っておりそれがゼンサでも開かれていたもの。この夜会自体はその他の場所で行われているものと同様に男女の出会いの場としての役割を果たしていた。その中で特にゼンサの夜会が有名になったのは統一暦1853年、後にハウンドアーク建国に至るメンバーが一同に介したためである。

時代背景

統一暦1850年代は1800年代はじめに起こったリズイエル大乱から世界が安定を取り戻し始めた時期であった。リズイエル大乱によりそれまでの王制を中心とした支配体制が世界的に崩れていたこともあり、それまでの抑圧された時代からの脱却を果たすかのように若者の文化が花開いた時代であった。そんな中若者を中心に男女の出会いの場として世界の各地で夜会が開かれるようになった。これはそれまで一部の特権階級にのみに許されていたものが一般に広まった物である。
また、出会いだけでなく激しい議論が行われ、理想を語る場所という役割も果たしていたこともあり、リズイエル大乱やその後の復興の歴史を知るものにとっては新しい時代の到来を感じさせる物でもあった。しかし、そこまで寛容にはならずに若者達がただ騒いでいるだけで風紀を乱し、伝統を軽んじる風潮を育てるという批判も少なからずあった。
そういったいくつかの思いとは関係ないように若者達はその時代を楽しんでいた。

ハウンドアーク建国に至る夜会

統一暦1853年ゼンサでも広く夜会が開かれていた。その中のひとつで後にハウンドアーク建国に至る10人の若者が出会った夜会である。この出会いはいくつもの偶然の結果であり、それゆえに参加したメンバーのひとり、シグラド・ソイエンは必然の出会いであったと後に語っている。
この夜会において、10人は各々の夢を語り合い、そして、それを協力して実現する約束する。半分以上のメンバーが半信半疑であったようだが、これが一夜の戯言にならなかった。その最大の理由は後にリーダー格となるカシ・ウミの生真面目さだったと残りのメンバーは語っている。
カシは自身の夢とは別に10人全員の夢を叶えることが10人の夢であると信じて疑わなかった。この勢いに残りのメンバーが乗せられてしまったのである。こうしてこの夜会をきっかけにして、最終的にはハウンドアークの建国に至る。


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