ピリア・シブキ
[ピリア・シブキ]
統一暦966〜1048年空を司る神エオスラフの神官でヒコ・アイデントと共に大陸戦争を戦った二十信徒の一人。
生い立ち
代々空を司る神エオスラフの神官の家系に生まれている。先祖をたどるとゼアノスタ大陸の出ではないかと考えられているが、ピリア自身はフーリメ大陸のオウティパクで生まれている。幼少の頃から後に神官になるようにと育てられていた。そのためか厳格で、特に自分に対しての厳しさを幼い頃から抱えていたようである。
出会い
そんな環境の中で出会ったのが、後に二十信徒として共に戦うことになるニアーティック・ロリアである。統一暦973年、ピリア7歳の時の出来事である。ヒコもニアーティックもまだ英雄と呼ばれていない時代のことである。旅の途中でオウティパクを訪れた二人は、旅の安全を祈るために神殿を訪れ、そこで幼い神殿見習いのピリアと出会い、ニアーティックはこの時にピリアと言葉を交わしている。
言葉の内容自体はたわいのない物であったが、ピリアはこの時に運命を感じたのだと後に語っている。
それから数年がたち、ヒコたちの活躍が噂されるようになると、あの時の二人であることがすぐに分かったという。
成人して神官と認められると、混乱した世界を救うための旅に出ることを志願する。
二十信徒として
ピリアはヒコに対してよりも、ニアーティックに強い憧れを持っていたようである。これに対して、ピリアは何も知らない幼少時代に魅力的なニアーティックに出会ってしまったためと冗談めかして言っている。当初は、ニアーティックの弟子にしてもらいたいとも考えていたようだった。当時のニアーティックはこれを明確に拒否したようであり、共に戦う仲間として受け入れている。ただし、ピリアは、勝手に一番弟子を名乗っていたこともあるようである。
二十信徒としては、主にニアーティックの副官、参謀という役割を担っていた。神官として魔法と共に剣術にも覚えがあったピリアはニアーティックの警護の役目も果たしている。様々なことを器用にこなすが、ニアーティック中心の考えをすることが多く、それが時に余計なこととなってしまうこともあったという。
それが功を奏したこともあり、ルテニナの暗殺未遂事件やボゴリナの戦いなどの活躍が挙げられている。
ピリアにとって不満であったことは、ニアーティックが自分から表立って活躍することがないことであった。ニアーティックはあくまでヒコを手助けする存在であり続けた。もし、ニアーティックが自身の才能を自身の裁量で振るっていれば、何か別の可能性を見出せたのではないかとも語っている。
年を重ねていくに従い、ピリアとニアーティックの信頼の絆は強くなっていったという。ニアーティックにとっては唯一ともいえる生涯の友であったとされる。
関連年表
統一暦966年:ピリア・シブキ、生誕。統一暦973年:ピリア・シブキ、ニアーティック・ロリアと出会う。
統一暦1048年:ピリア・シブキ、死去。
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