ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

ニアーティック・ロリア

[ニアーティック・ロリア]

統一暦953年〜1058年
二十信徒の一人。ヒコ・アイデントの最初の仲間であったため、最初の二十信徒ともいわれ、ヒコと共に大陸戦争の終結のために生涯を費やした。

生い立ち

ニアーティックはトマーズで生まれる。両親はフィルノースの出身で神官であったと言われているが、トマーズに来た理由を含めてその多くを語ることはなかった。
両親の影響で3歳の頃には祈りの言葉でもあるコトノハを諳んじていたという。そのことが話題になり、当時偉大な魔法士として名高かったマイセウス・リンドウと対面することになる。
マイセウスはニアーティックを見ると一言「未来が見える」とだけ言い残している。
その後、5歳の時に両親が相次いで病に倒れ亡くなってしまうと、ニアーティックを引き取ったのはマイセウスだった。
高齢だったマイセウスは孫娘の面倒を見るように可愛がっていたという。ただ、マイセウスの身の回りの世話をしていた家政婦タニア・ルルコによれば、マイセウスはただ甘やかしていたばかりで、実際に世話をして躾をしていたのはタニアだったようである。
10歳になりしっかりとしてくると将来は両親のような神官になりたいと思うようになる。そのためにマイセウスに魔法の基本を教わり始める。
ここから、マイセウスは最期の弟子としてニアーティックを育てることになる。弟子となったニアーティックは様々な魔法に興味を示し、次々に自分の物にしていった。魔力自体は平凡であるが、その使いこなし方に才能があったのだった。

二十信徒として

統一暦970年大陸戦争が徐々に激しくなってきた頃、ニアーティックはヒコと運命的な出会いをする。
アクレ・ウィンドウを追っていたヒコは、助言を求めるためにマイセウスの元を訪れていた。
その姿を一目見たとき、ニアーティックは運命を感じ、これは天啓であると感じた。しかし、この頃のマイセウスは病がちであり、その元を離れることは忍びなかった。そんなニアーティックに対してマイセウスは、この旅立ちのために育ててきたのだと思うと言い、ヒコと共にニアーティックを旅立たせた。二人の旅立ちの直後、マイセウスは息を引き取っている。それは最期の弟子の重荷にならないためのようにも見えた。
ヒコの最初の仲間となったニアーティックは後に最初の二十信徒と呼ばれるようになる。その活躍は様々に語られており、ヒコと共に常に戦いの渦中にあったと言われている。
ただし、自分から表立って活躍することは少なく、あくまでヒコを手助けする立場で活躍していた。
このことに対して同じく二十信徒の一人であったピリア・シブキは控えめでありすぎると歯がゆく感じていたことを語っている。もし、ニアーティックが自身の才能を自身の裁量で振るっていれば別の可能性を見出せたのではないかとも言っている。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved