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ネル・クシー

[ネル・クシー]

統一暦902〜968年
二十信徒のひとり、チェン・クシーの父親。

生い立ち

生まれは貧しい家としか本人は語っていない。幼い頃にクシー商会ユウミタ・クシーに拾われ下働きとして働き始める。まだ小さかったネルは、大した働きが出来ずに専らユウミタの娘ムス・クシーの遊び相手であったという。
当時、ユウミタはムスにそれほど期待を寄せていなく、クシー商会を任せるのは別の誰かにするつもりであったという。
ムスはこの事に気がついて、ユウミタの期待を得ようと勉学にいそしむがその姿をユウミタは見てくれようともしなかった。この姿を見ていたネルはムスのために自分が頑張ろうと努力する事になる。

二人の成果

才能があった訳でも学があった訳でもないネルはただ努力をするだけしかなかった。しかし、その姿はすぐにユウミタに認められる事になる。ネルは少しずつ重要な仕事を任されるようになってくると、自分だけではなく、ムスと共に作業する事で、ムスを評価して貰えるようにしたという。ユウミタはなぜネルがそんな事をするのか、不思議に思ったが、ムスの仕事振りを見て、理解を示した。
二人の働きを見たユウミタは二人が協力するという条件でクシー商会を二人に託したという。ネルはそのことに少し戸惑いを見せたが、ムスはその条件をむしろ喜んだと言い、これをきっかけに二人は結ばれることになる。
クシー商会を継いだ後、ネルは表立って一切働かなくなったという。それはムスに自由に仕事をさせるためであったと言われている。場合によって、ムスはネルに助言を受けたと言われるがそれが表になる事はなかった。
ネルは傍目にはまったく働かない者として見られていたが、見えないところで冒険者の支援をしていたという。その中には王族としての立場を捨て放浪の旅を続けていたアミケリア・スファイアの名前もあった。ネルにとっては2つの目的があったと言われている。純粋に知的好奇心を満たすためと商売に役立つような情報を得るためである。
この事は、後に二十信徒のひとりと呼ばれる事になるチェンに引き継がれる事になり、ヒコ・アイデントを支える下地になったとも言われる。

関連年表

統一暦902年:ネル・クシー、生誕。
統一暦968年:ネル・クシー、死去。


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